日本の食卓に定着した「恵方巻」
最近「悪しき風習」と
呼ばれていることはご存知でしょうか。
その理由を踏まえ
改めて、恵方巻の食べ方や
開運のためのポイントについて
ご紹介します。
記事内容
- 恵方巻が悪しき風習と言われる理由
- 食べ方や開運のためのポイント
恵方巻が悪しき風習と言われる理由
美味しい恵方巻、
悪しき風習と言われるようになったのは
なぜなのでしょう。
主な理由は次の通りです。
１．のどに詰まらせる危険性
２．商業的ごり押しイメージ
３．食品の品質と大量廃棄
４．花街発祥説
５．真似をする必要は無い
１．のどに詰まらせる危険性
恵方巻は、
切ってない太巻きを、一本、
無言で食べきるのが習わしです。
高齢の方が、のどに詰まらせる事故の
危険性は専門家からも指摘されています。
あんぐりと口をあけて
かじりついて食べる姿が
見苦しいという指摘も。
２．商業的ごり押しイメージ
大手スーパーマーケットやコンビニ
寿司チェーンなど
恵方巻は大量に販売されるようになりました。
「売らんかな」という姿勢で、
商業主義が強すぎるとの批判が出ています。
３．食品の品質と大量廃棄
全国でほぼ同じ日に
大量に販売されるからには、
製造にかなりの負担がある恐れがあります。
具に生魚が入っていることも多く
栄養や保存料などを
心配する声が上がっています。
また生もののため、売れ残りは
大量廃棄されますので批判も出ています。
プラスチック容器など
包装材を懸念する声もあります。
４．花街発祥説
一説では、江戸時代の大阪の花街で
旦那衆が行った
遊びだったというものがあります。
ただし確証はなく、
京都で始まったとする説や
寿司屋が工夫して始めたという説もあります。
歴史的な証拠が不足しているため
断定に至らないようですが、
様々なルーツが存在していることは
興味深いところです。
５．真似をする必要は無い
近年、急速に広まった恵方巻。
関西が発祥とはいわれていますが
関西でも「もともとそんな風習など無い」と
指摘する地域が多いようです。
他の地域からも同様に
「よその風習を真似する必要は無い」
という声があがっています。
開運のための考え方
食と開運について言われている
大切なことは、次の３点です。
いろいろな運を取り入れることができる
タイムリーな行動は運気によい、旬のものは栄養も高まる
食べる時の気持ちは、その運気を食べること
恵方巻の食べ方
恵方は、吉方や福方とも呼ばれます。
幸運を呼び込もうと
その年の恵方に向かって
恵方巻を食べることが、
その年の幸運を迎えられると
言われているのです。
食べ方のポイントは次の通りです。
恵方を向いて食べる
2024年の恵方は「東北東」です。
その方角を向いて巻き寿司を食べます。
どうしても恵方を向くことが難しい場合は、
方角を意識しながら食べるだけでも
良いそうです。
太巻きは一人に一本
「福を巻き込む」
という意味が込められているので
福が途切れないよう
一人一本、丸ごと食べることが
習わしとなっています。
一気に食べて食べ終わるまで話さない
伝統的な食べ方では、
一気に食べて
食べ終わるまで話さないことも
すすめられています。
これには、
一気に良い運気を取り入れるという
願いが込められていると言われています。
柔軟な考えは幸運を招きます
これが正式な食べ方！と決めつけるより、そこに込める思いを重視しましょう。
運は、決めつけたり、無理したり、そんな風にガチガチになっている人には近寄ってきません。美味しく楽しく安全に食べることを重視して、柔軟にアレンジしましょう。
思いを込める
食べる際には、
自分の願い事や
新しい年の抱負を考えながら食べると
良いとされています。
さまざまな意見も出ている「恵方巻」
楽しむか、楽しまないかは
どうやら「あなた次第」と言えそうです。
美味しく開運するポイント！
気持ちを整えることが一番大切。
素敵な節分をお過ごしください。
2024は「東北東」
恵方を向いて食べる方向は、年ごとに異なります。今年は、東北東の方向を向いて、恵方巻を楽しむことで、幸運を招くとされています。
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