今回のご質問はこちらです。
ありえないほど
運が悪い人っていますよね?
生まれつき運が悪いとしか
言いようのない人。
どう考えても本人は悪くないのに、
なぜか次々と不運に見舞われる…。
もしそれが運命だとしたら、
あまりに理不尽だと思いませんか?
誰にでも「運が悪いな」と感じる瞬間はあります。
でも、そのレベルを超えて、信じられないほど不運な人が存在するのも事実です。
「どうしてこんなにツイてないの?」と嘆きたくなることもあるでしょう。
ですが、スピリチュアルな視点から見れば、運の悪さには必ず理由があります。
そして、それぞれの人生には、魂が成長するための意味が込められているのです。
本記事では、「ありえないほど運が悪い人」がなぜ存在するのか、その背景と向き合い方についてお伝えしていきます。
- 本シリーズについて
- これまで様々な方からお悩みやご質問をお寄せいただいてきました。個人が特定されないように、また、できるだけ公約数的なことをお伝えできるように工夫を加えてみました。ご参考になりましたら幸いです。
◆相談相手としてのこれまでの立場:人材育成コンサルタント、産業カウンセラー、異業種の女性ネットワーク組織の運営者、地方暮らしの議員の妻など
目次はクリックで開きます。
ありえないほど運が悪い人、理由は3つ
なぜ、世の中には「どう考えても運が悪すぎる人」がいるのでしょうか?
詳しく説明する前に、少し乱暴ですが、まずは結論だけお伝えします。
ありえないほど運が悪い人がいる理由は、大きく分けて次の3つです。
これから、一つひとつ詳しくご説明していきますね。
なお「自分づくりが終わった魂」については、別記事「茨の道とは?ありえないほど運が悪い人生を選ぶ魂の真実」で解説していますので、どうぞ参考にして下さい。
前提となる「天の摂理」
このテーマについてお話しするためには、「今世」だけでは説明がつかない部分があります。
そこで、まずは前提となる「天の摂理」を簡単にお伝えします。
これらを前提として、不運の意味をひも解いていきましょう。
これらの前提について詳しく知りたい方は、本記事の最後に参考記事をご紹介していますので、そちらもご覧くださいね。
【幸せを実感したい】ありえないほど運が悪い人生を選ぶ魂
幸せを実感したいとは
なぜありえないほど運が悪い人がいるのか、早速、一つ目の理由からご説明します。
あの世では、「天国的な人」は天国で、「地獄的な人」は地獄で、それぞれ自分と似た波長の人たちと共に暮らします。
あの世では、波長の合わない人とは一緒にいられないのが原則です。
この仕組みの中で、天国にいる人たちは、ずっと幸せな環境に身を置くことになります。
一見、とても素晴らしいことのように思えますよね?
でも、幸せが「当たり前」になると、幸せを感じにくくなることがあるのです。
例えば、世界には紛争や貧困に苦しむ地域があります。
そこに暮らす方々から見れば、日本の生活はとても恵まれているように映るでしょう。
でも、私たちはどうでしょうか?
便利で安全な環境にいながらも、不満を感じることはありませんか?
「あれが足りない」「これがもっと良ければいいのに」……。
本当は恵まれているはずなのに、それが当たり前になると、ありがたさが薄れてしまうんですね。
魂の世界でも、同じことが起こります。
ずっと天国にいると、「幸せとは何か」が分からなくなってしまうことがあるのです。
そこで、「幸せをより深く感じるために、あえて不幸を経験する」という選択をして生まれてくる魂もあるのです。
「ありえないほど運が悪い人生」を経験することで、その後に訪れる幸せをより濃く、しっかりと味わうことができます。
あえて試練を選ぶ魂も
また、あえて試練の多い人生を選ぶ魂もいます。
過去世でずっと恵まれた環境にあった魂が、「もっと深く学びたい」「新しい経験をしたい」と願い、不運を多く経験する人生を計画することもあるのです。
たとえば、前世では裕福で何不自由なく生きた人が、今世では貧しさや困難を乗り越える経験を選ぶというケースです。
それは、ただ与えられる幸福ではなく、自らの力で「不運の中から幸福を創る」ことを学びたいからなんです。
幸せの実感を求める魂が、不運から抜け出す秘訣
もしあなたが「不運」だとしたら、その理由で最も考えられるのは、「不幸を体験する」ことを、自ら設定して生まれてきたということです。
そうであれば、「幸せを深く実感できるようになったので、もうこれ以上、不運は必要ありません」という状態になってしまえばいいということなんです。
仮に、今、どんなに不幸であっても、その不幸の中に、幸福の種を見出し、一つひとつ深く味わっていくことを心がけることで、人生は変わっていきます。
これは「不幸を体験し、幸せを深く実感する」プロセスそのものです。
たとえば、「勤務先は給料も安いし、人間関係も最悪」だとしても、「家族の病気のときは休みやすくてラッキー」「帰り道に買い物しやすいから便利」など、小さなことでよいので、幸せなことを探してみるのです。
そしてその幸せをしっかり深く実感する。
このプロセスによって、「不幸を体験する目的は、幸せを深く実感する」という魂磨きが進みますので、やがて不運が解消されて行きます。
【負のカルマを解消したい】ありえないほど運が悪い人生を選ぶ魂
では、運が悪い人生を選ぶ理由の二つ目をご説明します。
「自分が他者に与えたものは、いずれ自分に返ってくる」、この天の摂理は、過去世や来世も通してバランスをとっています。
よい種を蒔いてきた人はよいことが、悪い種を蒔いてきた人は悪いことが必ず帰ってくる。
過去世のことは、今世や来世のどこかで必ず返ってくる。
これは、カルマや、因果の法則などと呼ばれます。
私たちは、生まれ変わりの中で、過去の行いによるカルマのバランスをとるために「ありえないほど運が悪い」人生を設定してくる場合があるのです。
たとえば、過去世で誰かを苦しめた経験がある場合、今世では「その苦しみを自分自身で体験する」という形で、魂の学びが進むことがあります。
こうして、自らの行いを振り返り、より高い次元の理解へとつなげていくのです。
魂は、何度も輪廻転生を繰り返しながら、学びを深め、成長していきます。
その不運は過去世の悪行なの?
いいえ、必ずしもそうとは限りません。
たとえ過去に「ありえないほどの悪行」を積んだとしても、そのカルマのすべてを、今世だけで一気に解消しようとするとは限らないのです。
ありえないほど運が悪い人はチャレンジャー
運の悪さは、成長のための大きなチャレンジ
どんな理由であれ、「運が悪い人生を選んだからこそ得られる、深い学びがある」ということに変わりはありません。
努力を続けることで、状況は必ず変わり、魂の成長へとつながっていきます。
ただ中には、「一生をかけて大きなマイナスのカルマを一気に解消したい」と願い、あえて過酷な人生を選ぶ魂もいます。
そういう場合、人は「なぜこんなにツイていないのか」と運命を呪いたくなるかもしれません。
でも、もし「自分でこの人生を設定してきたのだ」と理解できたらどうでしょう?
たとえ境遇が変わらなくても、自分が幸福に向かって進んでいることがよくわかるようになるはずです。
行き先のわからない「運」に振り回されているのではなく、実は、自分は幸せに向かう確かな歩みをしているとわかることで、深い幸福感につながっていきます。
深い幸福感は、同質のものを引き寄せますので、カルマの解消が進むとともに、次第次第に幸福が訪れることになるでしょう。
まとめ:ありえないほど運が悪い人はチャレンジャー
これまでご説明した天の摂理を知る人が増えれば、「運が悪い人=かわいそうな人」ではなく、「偉大なチャレンジをしている人」だと気づくでしょう。
そして、「ありえないほど運が悪い人」人たちに対して、社会全体が、温かい手を差し伸べたり、敬意をもって見守ることができるようになっていくはずです。
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