カルマとは何でしょう。
代表的な解釈は次の通りです。
カルマは、「原因があって結果がある」という意味で使われています。
なぜなら
ということで使われることが少なくないからです。
カルマは決して懲罰的なものだけではありません。
目次はクリックしてご覧いただけます。
納得がいかない原因と結果
私たちの人生は、原因と結果が結びつかないことが、とても多いものです。
たとえば、
◆社会的格差:生まれながらの貧困や富裕など
◆偶然や運:災害や天災、事故など
◆遺伝的特性や身体的格差:先天的な疾病や障害、ルックスの美醜など
◆環境的要因:生い立ち、文化的環境、戦時下など
これらについても、原因があるとみなすのが、「カルマの法則」なのでしょうか。
そしてそれは懲罰なのでしょうか。
「カルマの法則」を知ると生き方が変わる
「カルマの法則」を知ることが、どのように「生きていく知恵や勇気となる」のか、まずはご覧いただきましょう。
「カルマの法則」を「知らない生き方」と「知っている生き方」
法則を知らないと | 法則を知っていると | |
生きる姿勢 | 境遇を嘆いたり世の中をうらむことになって、自暴自棄になりやすい。 | 自分の人生で起きることは、なにごとも自分の魂を磨き成長させることだと考え、自分の人生に集中することができる。 |
希望 | 生まれつきのハンデ、難病や破産など、この先の人生でよくなる見込みが無いことに対して、特に希望を失いやすい。 | 今は辛くても、この経験が、すばらしい来世や天国につながるのだと理解し、希望と共に生きていける。 |
他人に対して | 他人の不幸や苦難に対して、いい気味だと思うことがある。 | すべてはその人の魂を磨くためにあると考えるので、幸不幸、成功や失敗、貧富や学歴、ハンデの有無などで、人を差別したり見下す感覚から遠のく。 |
「カルマの法則」とは
この記事では、「カルマの法則」を次のたとえで解説しています。
よい種をまけば、よい実りとなる
悪い種をまけば、悪い実りとなる
どちらも本人がそれを収穫することになる
- 詳細はここをクリックして下さい
- 「種」にたとえる表現は、聖書に書いてある、イエスの言葉からきています。“As you sow, so shall you reap.”
この言葉は「カルマの法則」を説明するときによく引用されています。
日本語では、次のように訳されます。
「種をまいたものを刈り取る」
「蒔く者は収穫する」
「蒔いたものは収穫する」
「種をまいたのは、それを刈り入れる」
「カルマの法則」は、原因と結果の関係であり自己責任の考えがベースにある
「カルマの法則」はいかなる場合も、慈悲と秩序に満ちた大いなる摂理として働いています。
いい人なのに苦労が絶えない人を例に
輪廻転生を前提に考えることが大切です。
悪い事をした覚えがないなら、カルマとして、次のケースが考えられるでしょう。
では、一つひとつ見ていきます。
今、起きていることの原因が過去世にある場合
不幸に見舞われても、思い当たる原因がない、そんなとき「カルマの法則」ではこう考えます。
視点!
「輪廻転生」をベースにすると、次の考えができるでしょう。
- 不幸や苦難の原因は「今世」にもあるかも⁈
気になる方はこちらもクリックして下さい。 - 悪いことをした覚えが無いと言っても、本人に自覚が無いだけという場合もあるよね。そうですね。不幸や苦難の原因を、「過去世」にあるとする前に、「今の自分の間違い」をみつけられるようになるといいですね。そんなことも、別記事で一つひとつ説明していくから待っててね。
今、起きている苦難や苦労は、懲罰とは限らない
では次に、ヘレン・ケラーのようなケースです。
ヘレン・ケラーとは
「見えない、聞こえない、話せない」という三十苦の障害がありながら、驚異的な努力を重ね、世界各地で障害者の権利や教育などに貢献した、アメリカ人女性です。
ヘレンを教育したサリバン先生との逸話は有名で、「奇跡の人」として映画や舞台にもなっています。
これほどまでの魂が、「過去世に悪い種をまいたから三重苦に身を置くことになった」とは考えにくいと思いませんか。
苦難苦労がある中で、どのように生きていくのか、人々にお手本を示すために人生を捧げる魂もある。
「なぜあんないい人が、そんな目にあうのか」と思う時、どうぞヘレン・ケラーのことを思い出してみてください。
「よい種をまく」ことを、天から信頼され期待されて生じるカルマもあるのでしょう。
視点!
人生の不幸や苦難を読み解く
ご紹介した二つのケースだけでも、人生の不幸や苦難の理解がきっと深まることと思います。
「カルマの法則」を知ることは
なにごとも自分の魂を磨き成長させることだと考え、自分の人生に集中して生きていけるようになること。
現在進行形で「辛い」方にとってこの言葉は信じがたいものの一つかもしれません。その人が乗り越えられない試練は与えられない。試練に見舞われたとき、「あなたは、器が大きいから大丈夫、きっと乗り越えられる」という[…]
悪い事をした覚えがないなら、
因果応報の悪因は、過去世にあるとするのがカルマの考え方。それも納得いかないとすれば、その人は、他の人のお手本になれると天からみなされ、苦難苦労を引き受けたケース。ヘレン・ケラーがきっとそう。#因果応報 #カルマ #シアワセの素 https://t.co/XWZuLp5XGF pic.twitter.com/AXrQuCcar4— パール○シアワセの素 (@white7pearl) October 28, 2023