「UFO」という言葉、なんだか怖いようなワクワクするような…。
映画やアニメ、小説なんかでもよく登場しますし、マスコミでもたまに目撃情報が報じられたりして、なんとなく「宇宙人の乗り物」というイメージを持っている人も多いかもしれません。
今日はそんなUFOについて、改めて正式な名称や歴史、そして今の時代にどう捉えられているのか、取り上げてみました。
【UFO】なんの略?正式名称は?
UFOは英語で「Unidentified Flying Object(未確認飛行物体)」の略称です。
日本語でも「未確認飛行物体」とも呼ばれますが、実際は「UFO」の方がよく使われている気がしますよね。
この言葉が生まれたのは1940年代。
もともとは軍や研究者が使っていた言葉で、「空に飛んでいるけど正体がわからない物体」を指しています。
つまり、「正体が確認できない飛行している物体」のことを指すんです。
飛行機やヘリコプター、ドローン、気球、鳥などとはっきり特定できないもの全般に対して使われています。
こう聞くと、「宇宙人の乗り物!」というイメージとはちょっと違う感じがしますね。
「ユー・エフ・オー」が「ユーフォー」に
昭和を代表する女性歌手「ピンク・レディー」の、大ヒット曲「UFO」が、「ユーフォー」という呼び方を日本に定着させた大きなきっかけです。
この曲は1977年にリリースされ、ピンク・レディーが「♪ユーフォー!」とキャッチーに歌うことで、多くの日本人に「UFO=ユーフォー」という発音が印象づけられました。
このヒットにより、アルファベット読みの「ユー・エフ・オー」から「ユーフォー」へ変化したと考えてよさそうです。
その後、日清の「日清焼そばU.F.O.」のCMでも、この曲のメロディが使われ、ピンク・レディーの「ユーフォー!」というフレーズがそのまま使われています。
UFOという言葉の歴史
そもそもUFOが世間に広まったきっかけは、1947年にアメリカで起きた「ケネス・アーノルド事件」です。
この時、アメリカ空軍が「空に浮かぶ正体不明の物体」を説明するために、この言葉を始めて使いました。
それまでは「空飛ぶ円盤(flying saucer)」などと呼ばれていたんですが、見た目や形状に関係なく、単に「正体が不明な物体」を指す言葉として「UFO」が採用されたんです。
また、アーノルド事件から数週間後に、ニューメキシコ州ロズウェルで謎の飛行物体が墜落したとされる「ロズウェル事件」が起こり、UFOという存在が一般の人々にも広く認識されるようになりました。
「UFO」の歴史
実は、もっと古くからも「空に謎の物体が見えた」という記録が残されていて、古代エジプトや中世の絵画にもそれらしきものが描かれています。
もしかすると、私たちのご先祖様も空を見上げて不思議な光景を目撃していたのかもしれませんね。
【UAP】なんの略?正式名称は?UFOとの違いは?
最近では「UFO」という言葉に代わり、「UAP(Unidentified Aerial Phenomenon)」という言葉が使われることが増えてきています。
これはアメリカ国防総省が正式に使い始めた言葉で、「未確認空中現象」という意味です。
「物体」と決めつけずに、より広い視点で「空の謎」を捉えようとするために、アメリカ国防総省がこの新しい呼称を使い始めたんですね。
ここ数年、アメリカ政府がUFOに関する機密文書を一部公開したり、調査を進めていることもあり、再びUFOやUAPへの関心が高まっています。
これまで「都市伝説」的な存在と思われていたUFOやUAPですが、実際に政府が調査する対象として取り扱われていると知ると、やっぱり「何かあるのでは?」と考えたくなるものです。
科学的な視点から見たUFO
ここからは、日本では一般的なUFOと言う言葉で統一して書いていきますね。
UFOが必ずしも「宇宙人の乗り物」であるわけではない、というのは科学者や研究者の間ではよく知られていることです。
UFOの多くは、自然現象や気象現象、鳥や飛行機の誤認といった「もっともらしい」原因で説明されることが多いんです。
例えば、上空の温度や湿度によって光が屈折したり反射したりすることで、不思議な光や形が空に現れることがあるんです。
実際、天文学者や物理学者が参加するUFO研究プロジェクトも存在していて、未確認の空中現象について科学的に分析しようという動きもあります。
「UFO」という謎を解き明かそうとする一方で、もしかしたらまだ科学では解明できない何かが存在するのではないかという期待感もあり、人々の興味は尽きません。
UFOは本当に存在するのか?
UFOが何か、科学で説明できるものもあれば、今のところ謎のままのものもあります。
もしかしたら、今後の科学技術の発展で、これまで説明がつかなかったものの多くが解明される日が来るかもしれません。
いつか、その謎がすべて解明される日を楽しみに、これからもUFOについて目を向けていきたいですね。
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