今回のご質問はこちらです。
家族思いのつもりなんです。
でもいつも裏目に出て、
夫も言う事を聞きませんし、
何より子ども達に煙たがられて…
家族のことを思って何かと世話を焼いたりお小言を言ったりしているうちに、いつの間にか関係が悪くなることってありませんか?
この記事では、そうなる理由と解決策をご紹介します。
- 本シリーズについて
- これまで様々な方からお悩みやご質問をお寄せいただいてきました。個人が特定されないように、また、できるだけ公約数的なことをお伝えできるように工夫を加えてみました。ご参考になりましたら幸いです。
◆相談相手としてのこれまでの立場:人材育成コンサルタント、産業カウンセラー、異業種の女性ネットワーク組織の運営者、地方暮らしの議員の妻など
目次はクリックで開きます。
家族思いの人が裏目に出る理由とは?
家族思いの人の特徴と性格
家族を大切にすることは素晴らしいことですが、その愛情が行き過ぎると、逆に相手にとって負担になってしまうのでしょう。
ホント、こんな時は、やるせない気持ちになりますよね。
ではまず、家族思いの人には、どんな特徴があるのか、ご覧下さい。
「ちゃんと野菜も食べてよ」とか「時間、大丈夫なの?」なんて、つい口から出ちゃいますよね?
でも、家族からすると「あ~また始まった…」と思われているだけかもしれません。
子供思いの親がやりがちなこと
特に、子供思いの親にありがちな行動に、こんなことが挙げられます。

なぜ煙たがられるのか?家族の視点
こうした「家族思い」「子供思い」の言動は、家族からすれば、「正直ちょっと息苦しい…」と感じることが多いものです。その理由は、
呪いの呪文をかけていないか?
特に、不安から言ってしまう助言には注意が必要です。
実は、それが知らず知らずのうちに「呪いの呪文」になってしまっているかもしれません。
呪いの呪文とは、それが「不幸な未来」をイメージさせる言葉だということです。
例えば、こんなふうに言っていませんか?
⇒「そんな食事してると病気になるわよ」
⇒「運動もしないで、そのうち寝たきりになっても面倒見ないからね」
⇒「早く結婚しないと、歳とってから後悔しても遅いのよ」
⇒「ゲームより、たまには読書でもしないと仕事に影響出るんじゃない?」
⇒「ちゃんとやらないと、テストで赤点取るわよ!」
どうでしょう?
心配して言っているつもりでも、これって、立派な「呪いの呪文」です。
すべてを言葉にしなくても、表情や態度で、こんな「呪いの呪文」をかけてしまっているとしたら…。
言葉は、言霊(ことだま)といわれるように、不思議な力があります。
繰り返し「不幸な未来」を伝え続けることで、本当にその未来を引き寄せてしまったら…⁈
そんなこと、誰も望んでいませんよね。
「家族思い」が幸せを引き寄せるための対処法
どうすればいいの?—家族を信じる
では、どうすれば家族を守り、支えられるのでしょうか?
その答えは、「ありのままを受け止めること」です。
家族と言えども、本人の人生は、本人がつくっていく力を持っています。
私たちにできるのは、見守ること、信じること、そして支えることです。
「この子は自分で考えて行動できる力がある」
「夫は自分のペースできっとやっていく」
そんなふうに、家族を信じることが、家族にとって、何よりも大切な支えになります。
言いたくなったらどうする?
もちろん、何も言わずに我慢しすぎることもないんです。
言いたくなったら、「栄養には気を付けてね」といった形で、あくまであなたの願いや意見として伝えてみるのがおすすめです。
また、あらさがしのような言葉よりも、よいところを伝えることも大切です。
元の言葉 | おすすめの例 |
そんな食事してると病気になるわよ | 栄養には気を付けてね |
運動もしないで、そのうち寝たきりになっても面倒見ないからね | 健康な夫婦は老後も楽しそうよ、そろそろ私たちも運動、始めない? |
早く結婚しないと、歳とってから後悔しても遅いのよ | 仕事にも慣れてきたみたいね、頑張ってるね |
ゲームより、たまには読書でもしないと仕事に影響出るんじゃない? | 息抜きに、一緒に本屋さんのカフェにでも行かない? |
ちゃんとやらないと、テストで赤点取るわよ! | 勉強はいつか力になるから応援するよ! |
期待した反応がなくても大丈夫。
大切なことは、あなたの願いや意見に対して、どのように対応するかは、家族本人が決めることだということです。
そして、伝えたら、あとは「いずれ良いタイミングで、本人に合ったプラスの循環が始まる」と信じること。
思うような反応が無いからと言って、あなた自身が機嫌を損ねない、これが一番大切です。
家族への言葉は、種を蒔くようなもの。
焦らず、自然に育つのを見守るくらいの気持ちでいると、私たち自身も安心して過ごせます。
信じることで、私たちの気持ちも軽やかに、そして家族も自然と良い方向に向かっていくはずです。
自分の人生を生きる大切さ
家族にあれこれ口出ししたくなってしまうとき、それって実は「自分のエネルギーを持て余しているサイン」かもしれません。
家族の行動が気になって仕方がない、つい手や口を出してしまう…そんな時こそ、自分自身を振り返ってみるタイミングなんです。
エネルギーを、家族のことばかりに注いで不満やストレスを溜め込むより、「自分自身」に使ってみるのです。
例えば、以前興味があったけど後回しにしていた趣味を始める、新しいことにチャレンジしてみる。
そうすることで、自分自身が充実し、気持ちにゆとりが生まれます。
「そんなゆとりはありません!」と言う場合は、どうせしなくてはいけないことがあるなら、「どうやったら少しでも私が楽しく取り組めるか」を考えてみませんか。
不思議なことに、あなたが楽しく前向きに過ごしていると、家族にもそのエネルギーが自然と伝わります。
笑顔や穏やかな態度が、家庭の雰囲気を明るくし、家族もより前向きになっていくのです。
まとめ:家族を思いやるならまずは「自分」
家族を幸せにするには、まず自分の機嫌をよくすること、自分が幸せになること
これは、家族関係を良くするためのとてもシンプルで、でも最も効果的な方法です。
小言を言いたくなったら、こう思ってみましょう。
「今、自分にエネルギーを注ぐべきタイミングかもしれない」と。
運動を始めたり、好きな本を読んだり、ちょっとしたご褒美を自分にあげたり…
そうやって自分を満たしていくうちに、家族との関わり方にも自然と余裕が生まれてきます。
家族はあなたがハッピーでいることが何より嬉しいもの。
まずは自分の人生を楽しむことを大切にしていきませんか?
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