今回のご質問はこちらです。
職場で子供の話をしたら、自慢話に聞こえたらしく、「子供のいないAさんが傷ついていた、配慮が足りなさすぎ」と非難されました。
悪気はなかったのでちょっとカチンと来ています。
傷つけた自分を責めるべきでしょうか?
こんなとき、
「えっ、そんなつもりじゃなかったのに…」
「なんでそんな風に受け取るの?」
「私が悪いの?」
そんなモヤモヤが頭の中でぐるぐるぐるぐる…。
今回は、そんな自己嫌悪に陥りがちなときにどう考えればいいのかお伝えします。
深刻な罪悪感が伴う場合は、別記事「【過去の過ち|罪悪感】バレるのが怖いあなたへ」も、ぜひ参考にしてくださいね。
目次はクリックで開きます。
人を傷つけた自己嫌悪って、どんな気持ち?
誰かを傷つけたと知ると、罪悪感や後悔の波が押し寄せてきますよね。
でも、その気持ちはどこから来るのでしょうか?
1. 自己嫌悪が生まれる理由
でも、ちょっと待ってください!
本当に「あなたが悪かった」のでしょうか?
2. 傷つけた側が100%悪いわけじゃない
同じ言葉でも、受け取り方は人それぞれ。
ある人には励ましに聞こえ、別の人にはチクリと刺さることもあります。
たとえば、「週末に家族とキャンプに行った話」をしたとしましょう。
それを聞いた人が「私には家族がいないから辛い」と思った場合、それって本当にあなたの責任でしょうか?
相手の感情を尊重することは大切ですが、必要以上に自分を責めないほうが、その後の人間関係にもプラスになります。
心理学的にも、人は過去の経験や感情によって同じ言葉を異なる意味で受け取ることがわかっています。
相手の反応は「あなたの言葉」だけでなく、「その人自身の経験や思い込み」も大きく関係しているのです。
人を傷つけた自己嫌悪を乗り越える方法
では、自己嫌悪に陥ったとき、どうすれば前向きになれるのでしょうか?
1. 「本当に自分が悪いのか?」を考える
まず、こう自問してみてください。
心理学では「ネガティブバイアス」と呼ばれる現象があります。
これは、人がネガティブな出来事をポジティブな出来事より強く記憶しやすい傾向のことです。
そのため、一度「傷つけてしまった」と思うと、実際以上に自分を責めてしまうのです。
何でも「私が悪かった」と思い込むのではなく、「これからどうする?」に意識を向けることがとても大切です。
2. さらっと謝る?それともスルーする?
相手が傷ついたとわかったら、サラッと一言伝えましょう。
「そんなつもりじゃなかったけど、不快にさせちゃったならごめんね!」
この一言で、相手も「あ、悪気はなかったんだな」と理解してくれることが多いでしょう。
間接的な場合は?
ただし、今回のケースのように 「間接的に聞いた場合」 は、むやみに本人に謝ることで、かえって大ごとになってしまう可能性も。
そんなときは、まず 「伝えてきた人の意図」を冷静に考えてみることが大切 です。
もし「ただ伝えてきただけ」の場合は、 「そうなんですね、気をつけます」 と軽く受け流し、あえて本人に謝らないというのも一つの選択肢です。
また、ストレスを抱えた人が、無意識のうちに攻撃の対象を探し 「他の人も迷惑しているよ」「あなたのために言うけど」 といった形で非難してくることもあります。
こうした場合、すぐに真に受けず、相手の言葉の背景を考えることが大切です。
心理学的には、ストレスを抱えた人は、攻撃の矛先を求め、このような非難をするケースがあることが指摘されています。
相手の言葉に振り回されすぎず、自分の心の平穏を守るよう意識しましょう。
3. これからの会話にちょっと工夫を
今回のことをきっかけに、言葉の選び方を少し意識していくと、きっとプラスになりますね。
たとえば、家族の話をするときも「この間、家族とキャンプに行ったんだけど、みんなはお休みの日、どんなところに行くの? いいところあったら教えて」と相手に話を振ると、自然な流れになります。
まとめ:人を傷つけた自己嫌悪
人を傷つけることは、誰にでもあります。
でも、だからといって、傷つけた側がいつも悪者になる必要はありません。
こちらに悪気が無かったなら、
過去を引きずるのではなく、「次にどうする?」に意識を向けることのほうを大切にしていきましょう。
もちろん、今回のようなケースとは別に、自分に非があったと思う深刻なケースもありますよね。
この場合の参考記事は下部でご案内しますので、そちらをどうぞご覧ください。
悪気なく傷つけてしまったなら、自分は自分らしく、自然体でいられる人間関係を築くことのほうが、ずっと大切なこと!
自信を持って、前に進みましょう。
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