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【仲間外れ】職場や仲間、同じ顔ぶれの人間関係で「ひとりぼっち」から脱出する方法【共感よりも同調とは】

こんな悩みに

  1. グループ仲間から疎外感を感じる
  2. 職場の人間関係に馴染めない
  3. 部下から浮いている

ふとした時に感じる疎外感。
自分だけ「のけ者」にされる感覚。

そんな【仲間外れ】にあっても、その顔ぶれを簡単には変えられないときはあるものです。
顔ぶれを変えるためには、転職や転校、転居を伴うしかない場合などです。

この記事では、顔ぶれを変えずに【ひとりぼっち】から無理なく脱出する方法をご紹介します。

目次はクリックしてご覧下さい。

その人間関係で働いている「ちから」

どんな人間関係でも、そこに働く「ちから」があります。

あなたが疎外感を感じているなら、そこには「あなたを【仲間外れ】にする」という「ちから」が働いているのです。

少なくとも「あなたを大切にしなくてよい」という「ちから」が働いているのでしょう。

 

【仲間外れ】はこんなふうに

「あれ? その話、もしかしたら私だけ知らないかも」
そう気が付いても、一度や二度なら「何、それ?」と聞けたのですが、次第に聞くに聞けない気持ちになっていきます。
「私の意見はスルーされて、他の人の意見ばかりとりあげられる」
自分がどんなによい意見を出しても、場が白けてしまう。そんなとき「自分は軽んじられている」と思い知ります。

 

もしそんなことになっていても、気に病むことはありません。
あなたに落ち度があろうがなかろうが、集団の「ちから」というのは働くものだからです。

 

 

現状の「ちから」関係を、つくりなおす

気まずい空気が流れる人間関係でも、みんなが全員同じように、あなたに冷ややかなわけでもないはずです。
温度差は必ずあるでしょう。

その温度差に応じて、働きかけやすい人から、改めて人間関係を作っていくのです。

あなたを【仲間外れ】にする中心人物が、あなたへの態度を変えてくれるとよい、と考えがちですが、ストレートにその人に働きけてもうまくいかず、むしろこじれてしまう恐れがあります。

 

無理なくできることが、確実な結果につながる。

では、順にご説明していきましょう。

個別に「気」を合わせて仲間を増やしていく

これからご紹介することは、一言で表すとこうなります。

一人一人、個別に、相手と「気」を合わせて、仲間を増やしていく。
一朝一夕にできるものではありませんが、無理なくできる方法です。

言葉を変えるとこうなります。

「多数派工作」で、間接的に、【仲間外れ】をする中心人物の力を抑えていく。

「多数派工作」とは

「多数派工作」というと、なにやら「あざといイメージ」を持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、決してそうではありません。

それでは「包丁は危険だから持つな」と言ってるようなものです。

包丁は、美味しい料理を作って、人を喜ばせるために使えます。人を傷つけるために使うものではありません。

 

【仲間外れ】を生む環境は、誰にとってもよいものでは無いでしょう。
誰にとってもよい環境に変えるためにも、「多数派工作」が効果的です。

 

仮に5人グループなら

そのうちの2人が、あなた側の【仲間】になってくれれば、それが【多数派工作】です。

現在
あなた1人4人
多数派工作あなたを含む3人2人

 

これで【仲間】のムードはガラリと変わっていきます。

では次に、誰に対して、何から始めたらよいか、ご説明します。

 

最初に作成するリスト

まずは、一人一人のことを思い浮かべてみてください。
そしてこう問うのです。

人に合わせるのが上手な人は、誰?

直観的で構いません。
人に合わせるのが上手な人の順にリストをつくってみてください。

この「人にあわせる」ことを「同調」と言います。

「同調」と「共感」の違いを理解しておく

「同調」って何ですか?

同調とは、本心はともかく、「相手の言うことにあわせる」ことで、無難にやり過ごすことだと考えてください。
共感のように、心に寄り添わなくても構いません。

「このチョコ美味しいね」といえば「美味しいね!」と言ってくれる人が同調性が高く、一方で「食べすぎると太るよ」「私は和菓子が好き」などと返す人は同調性が低いと言えるでしょう。

 

「共感」って何ですか?

「共感」とは、相手の気持ちを理解して、その気持ちに寄り添って「自分のことのように感じようとする」ことです。

「共感」は簡単ではありません。ですから誰にでも「自分のことをわかってもらいたい」と「共感」を求めるのは無理があります。

「共感」は、心理学でよく使われる言葉です。
ただ、相手の喜怒哀楽の感情を理解するには、それ相応の経験や想像力が必要になります。

「片思いの苦しみ」と言われても、片思いを経験したことが無い人には、どんな苦しみなのかは、なかなか理解できないものです。
ましてや恋をしたことが無い人には難しいでしょう。

「共感」よりカンタンな「同調」

人とのコミュニケーションは、「同調」のほうがずっと簡単にできるので、「同調」から始めましょう。
今、「仲間外れ」状態であるならば、「同調」関係からつくっていくことがとても大切です。
同調とは、本心はともかく、「相手の言うことにあわせる」ことで、無難にやり過ごすこと。
共感とは、相手の気持ちを理解して、その気持ちに寄り添って「自分のことのように感じようとする」ことです。
まずは無理なくできる「同調」から始めましょう。

 

ワンポイントアドバイス
固定化してしまった人間関係の「土台」に変化をもたらすのは、「風」です。「風」は人が動くことで、そよぎます。じっとしていては何事も変わりません。無理なく「行動」、自分から「行動」、そう心がけてみてください。土台は大切ですが、風も吹かない土は腐ります。土台をリフレッシュさせるためには、新しい風を起こしましょう。

リストを、あなたを中心にして点検する

「人に合わせるのが上手な人」とは「同調が上手な人」ということです。

先ほど作ったリストを、あなたを中心にして並べ替えてみましょう。

あなたに「同調」してくれそうな人の順に、並べ変えてみる。

あなたを中心にすると、少し順番が変わったかもしれません。
本人が持っている「同調性」と、あなたへの「同調性」を総合的に判断してみてください。

 

ボク
難しく考えずに直観的に並べてみてね。

そのリストの、上から順に、その人との接点を増やしていきます。

リスト(例)

  1. Aさん
  2. Bさん
  3. Cさん
  4. Dさん
  5. Eさん

ではこれから、何を、どのように、行っていくのか、ご説明します。

 

何を、どのように、行っていくとよいのか

その人が、いつもの調子で「同調」してくれそうなことを、探して、働きかけること。
「同調」してくれやすい人から順に、「同調」しやすいことを、「同調」してもらうことから始めましょう。

「二人きり」の関係が大切

まずはコミュニケーションの機会を増やすことを目標にしてみてください。

重要なのは、「一人一人」の相手と、「二人きり」の関係で、個別にコミュニケーションをとること。

みんなに対して同時に働きかけるのではなく、一人一人と話すことを大切にしましょう。

 

なぜ「二人きり」が大切なの?
「同調」する傾向の強い人は、みんなと一緒だと、みんなに「同調」するからです。みんながあなたを【仲間外れ】にしていれば、みんなに合わせて、あなたを【仲間外れ】にするだけでしょう。

 

「同調」する傾向が強い人ほど、他の人にあわせて、あなたを【仲間外れ】にしています。
その力関係を崩すためには、あなたに「同調」してもらえるよう、「あなたと二人だけ」の場を大切にしてください。

同じ場に他の人がいても構いませんが、コミュニケーションは「二人きり」で行うことから始めましょう。

メールやラインなども無理なく活用してください。
ただし、対面のほうが、効果は上がりやすいです。

 

ワンポイントアドバイス
「みんな」に一斉に働きかけても、人間関係改善にはつながりません。上司が、ミーティングで「みんな、自由に何でも意見を出して」と言ってもシラーッとするあの感じを思い出してください冷えた関係改善は、あくまでも個別に改善していくことが出発点です。

 

 

「たずねる」ことから

「同調」の関係を高めていく、一番かんたんなことは【たずねる】ことです。

相手が、何も考えなくても答えられる質問から始めましょう。
「はい」「そうですね」などで返答できるものがよいでしょう。

職場なら

あなた「この本、返却はここですね?」
⇒ 相手「はい」

あなた「今週は忙しいですね」
⇒ 相手「そうですね」

プライベートなら

あなた「お天気で気持ちがいいわね」
⇒ 相手「そうね」

あなた「それ、話題の新商品でしょう」
⇒ 相手「そうなのよ」

まずは単純に「はい」「そうですね」と、同調してもらえることを投げかけてみてください。

 

無理して仲良くなろうとせず、単純に接触を増やすことから。

もちろん、相手から何か話しかけられたら、できるだけ「同調」しましょう。

オウム返しは効果的ですよ。
冷えた関係は「同調」から始めましょう。

「教わる」ことも

「たずねる」で「同調」の回数を増やせるようになったら、「教わる」ことにチャレンジです。

ワンポイントアドバイス
相手にとって、簡単に教えられることを教わりましょう。その人の得意分野や、やり慣れていることなどを聞くとよいでしょう。

 

たとえばこんなことです。

職場なら

「そのワード操作、教えてもらえる?」

「いいお店、ご存じないですか」

プライベートなら

「オススメの映画、教えて」

「美味しいパン屋さんて、どこ?」

相手の都合を考えて、「教わる」タイミングは選んでくださいね。
教わったらどんな小さなことにでも「ありがとう」と感謝の言葉を添えましょう。

「行動」につなげる

「教わる」ことは、「言葉」のコミュニケーションにとどまらず、「二人」の「行動」を増やすことになります。

「そのワード操作、教えてもらえないかな」と頼めば、一緒にパソコンを操作する時間がつくれるでしょう。

「おススメの映画、教えて」とたずねれば、一緒にコーヒータイムを過ごすことになるかもしれません。

そうして「二人」の行動を増やしていくのです。

こうした個別の働きかけは、少なくとも、「二人以上の相手」に対して、同時に行っていきましょう。

二人以上の人に、それぞれ個別に「同調」レベルをあげる働きかけを、同時進行で行っていく。
なぜ、二人以上の人に同時に働きかけていくのが大切なのかを、次の項目でご説明します。

「三人以上」になる

「同調」レベルが上がってきたら、「三人以上」の行動を始めましょう。

あなたを含んで三人となればいいので、たとえばこんな風に。

Aさんを誘って、Bさんおすすめのパン屋さんに行く。

職場なら、あなたを含んで、三人でできる仕事を作るのです。

 

あなたと、Aさんの間にできている「同調」関係

に、Bさんが「同調」してくる

 

あなたと、Bさんの間にできている「同調」関係

に、Aさんが「同調」してくる

⇒その結果
三人の同調関係がつくられていく

こうして「グループ」として「同調」できるようにしていくのです。

 

ワンポイントアドバイス
三人の調子がある程度合うようになってきたら、また一人、加わってもらう
。四人で同調できるようになったら、また一人増やしていく、というように、進めていきましょう。

 

「同調性」の高い人が持つ、「長いものに巻かれる」傾向が、プラスに活きてくるはずです。

 

あなたを【仲間外れ】にする中心人物に、間接的に働く「ちから」

こうして丁寧につくってきた「同調」の輪が、あなたを【仲間外れ】にする中心人物に、間接的に働いていきます。

私たちは、同じ人間関係の中の他の人から疎外されるのを嫌います。
誰にとっても【仲間外れ】はつらいのです。

ですから、同調性の高い人は、積極的にあなたを【仲間外れ】にしようとしているつもりはないのかもしれません。
みんなに合わせて、結果的にあなたを【仲間外れ】にすることに加担してしまっているとも言えるでしょう。

 

同調性の高い人が持つ「みんなと無難につきあいたい」という思いを、あなたにも、発揮してもらいましょう。

これが、あなたの味方を増やすことにつながっていきます。

特定の誰かに直接働きかけて「私を仲間外れにするのはやめて」というより、「多数派工作」は穏やかに人間関係を変えていけます。

「外堀を埋めていく」という表現も、ご理解いただきやすいかもしれません。

まとめ

一人一人、個別に、相手と「気」を合わせて、仲間を増やしていく。
「多数派工作」で、間接的に、【仲間外れ】をする中心人物の力を抑えていく。
同調とは、本心はともかく、「相手の言うことにあわせる」ことで、無難にやり過ごすこと。
共感とは、相手の気持ちを理解して、その気持ちに寄り添って「自分のことのように感じようとする」ことです。
まずは無理なくできる「同調」から始めましょう。
あなたに「同調」してくれそうな人の順に、並べ変えてみる。
無理して仲良くなろうとせず、単純に接触を増やすことから。
「同調性」の高い人が持つ、「長いものに巻かれる」傾向が、プラスに活きてくるはずです。
同調性の高い人が持つ「みんなと無難につきあいたい」という思いを、あなたにも、発揮してもらいましょう。

こうしてあなたの味方を増やすことで「ひとりぼっち」から脱出できます。

まずは「同調」してくれそうな人のリスト、つくってみてくださいね。

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