【お悩み相談】|30代・女性|
お義母さんが何かと物をくれますが、
迷惑だし、不愉快だし、嫌いな物ばっかり。
記念品の置物、
自分が若いときのスカーフ、
賞味期限切れ寸前のお菓子も。
煮物を大量に作ってくれる時もあって、でも美味しくない。
こんな方にも
- 義実家が苦手
- お義母さんの手料理が嫌い
- 「お悩み相談」シリーズについて
- これまで様々な方から
お悩みを寄せいただいてきました。
個人が特定されないように、
また、できるだけ公約数的なことを
お伝えできるように
工夫を加えてみました。
ご参考になりましたら幸いです。
◆相談相手としてのこれまでの立場
人材育成コンサルタント、産業カウンセラー
女性組織の運営者、議員の妻
ハッキリ言っていらないものばかり
お義母さんから頂くものは
「ハッキリ言っていらないものばかり」
なんですね。
あははは、よくわかります。
同じような愚痴を
しばしば聞いてきました。
それに少し前までは、
私もお嫁ちゃん側でしたし、
姑のような存在が
たくさんいましたので
お嫁ちゃんの気持ちは
よくわかる方だと思います。
結論は、ですね。
「気持ちを受けとるだけでいい」
です。
重要なのは「物」のやり取りではないから
お義母さんが相談者さんに
さしあげようとしているのは
本当は「物」じゃないんです。
「あなたと関わりたい」
という「気持ち」です。
「あなたの事、もっと知りたい」
「私の事も、もっと知ってほしい」
「お嫁ちゃんに、もっと好かれたい」
「私もお嫁ちゃんを、もっと好きになりたい」
という思い。
ですから、
その「気持ち」だけは
受け取ってさしあげてくださいね。
「気持ち」に対しては
感謝を伝えてみてください。
ですから、ここだけの話、
お義母さんがくださる
「物」そのものは
ポイしちゃってもオーケーです。
受け取るとき、ネガティブな気持ちにならない
私たちはどうやら「物」を介して
オーラとか、気とかいわれるものを
交換しているようなのです。
ですから
もらったときに、「物」にとらわれて
「あ、これ、嫌い」
「また不用品」
「がーん、お返ししなきゃいけない」
などと思わないことがとても大切。
そのマイナスの思いが、
相手に伝わって
マイナスの循環になってしまうことが
あるからです。
ここは是非
お義母さんの「気持ち」に
注目してみてください。
そもそも義実家とお嫁ちゃんの関係は
義実家の家族は、
そもそも相談者さんが
選んだわけじゃないですよね。
夫と結婚したら
もれなく付いてきただけ。
そこから関係が始まっているのですから
分かり合えない、
好きじゃない、
波長が合わない、
で、当然なのです。
これこそ
「気が合わない」
「息が合わない」
という状態です。
「伴侶の家族」との縁は意味がある
ただ「魂」の観点から見ると
こう言えるのです。
「伴侶の家族」は、
あなたにとって
とても意味のある「縁」
ですからその「縁」を
大切にしようとする努力は
必ずプラスに働きます。
そのために「物」のやり取りは
とても効果的なんですよ。
この努力は、間違いなく、あなたの
「来世にも、つづくシアワセ」に
つながっていきます。
「物」の受け渡しは、とても便利。
「物」をくれるお義母さんの気持ち
ご相談者のお義母さんは
もったいない世代の方でしょうから
「捨てるよりは、息子夫婦にもらってほしい」
という思いは、正直なところ
無いとはいえません。
ここが許せないという
お嫁ちゃんもいらっしゃるはずです。
でもそこに
「もしかしたら喜んでくれるかもしれないし」
という気持ちがあってのこと。
この気持ちに注目してみてください。
その気持ちに
「ありがとう」
と言ってみてくださいね。
「物」のよしあしは
どうか目をつぶってくださいな。
とはいえ、いらないものを
もらい続けるのは避けたいですよね。
要らないものをもらい続けるとストレスに
「要らない」という気持ちを
伝えられないばっかりに
もらい続けていると
誤解されます。
お義母さんに
「あげた」という気持ちがある以上
「たまにはお返しくれないの?」
と期待されてしまうかもしれません。
「喜んでくれているから、もっとあげよう」
と、エスカレートしていくかもしれません。
こうなるとお嫁ちゃんは
ますますストレスでしょう。
いらないものをもらい続けると
お義母さんのことを
うらむような気持ちになったり
バカにするような気持ちになったりします。
これこそ避けるべき事態です。
ではどう対処したらよいのでしょう。
次の4つに分けて
言い回しをご紹介しています。
気になるところがありましたら
ご覧いただけたら嬉しいです。
置物など頂いたら
お互いに、自宅を
行き来することがある間柄だと
置物は、飾らないわけには
いかないのがつらいところ。
でも飾りたくないんですよね。
ここは
夫に協力してもらうのが一番です。
夫から
「この間の置物、
欲しいっていう人がいたから
職場の人にあげた」
などと伝えてもらうのです。
こういうのを
「嘘も方便」
って言うんだと思います。
お義父さんお義母さんがいらして
「あの置物が無い」
となるのは一番気まずいことですもん。
ご主人の協力が得られそうになくても
「あなた(夫)が、あの置物、
職場の人にあげちゃったことにしていい?」
と相談されるとよいでしょう。
角が立たないように伝える。
ただ今後のことを考えて、
「置物はいらない、お土産は食べ物にして」
などと
夫から先手を打ってもらうことも怠りなく。
身につける物を頂いたら
趣味がはっきりしている衣類やアクセサリー。
意外と困るんですよね。
「お気持ち嬉しいです」
とだけ伝えて
実際に身につける姿を
見せることがなければ
たいがいのお姑さんなら
「なるほど・・・(察し)」
となると思います。
お気持ちに感謝していると伝えること
食べ物や飲物を頂いたら
おすそ分けできるものなら
さっさと分けて報告してください。
「おすそ分けしたら、喜ばれました。
ありがとうございます」
「おすそ分けしたら喜ばれた」
は、なかなか便利なフレーズです。
なぜなら二つのニュアンスが伝わるからです。
「かといって私たちの好物ではない」
ただし、
ふるさとの特産品など
大量の食べ物飲み物が続く場合、
「おすそ分けしたら喜ばれる」
という言葉はかえってよくありません。
余らせるとわかったら
「こんなご時世で、
おすそ分けも難しくなっちゃって」
とちゃんとお伝えしたほうが
お互いに負担が軽くなります。
手料理を頂いたら
難しいのはお義母さんの手料理でしょう。
男の手料理を
ふるまってくれることも
これだけは是非、
夫に活躍してほしいところ。
「久しぶりに食べて懐かしかった。
でも俺、母さんの手料理は、
そっちに行ったときだけでいい。」
「美味しいんだけど、多すぎる」
などと、ストレートに言ってもらえると
助かりますよね。
夫の協力が
あてにできない場合は
伝聞として伝えてみる。
「(夫の名前)さん、
煮物はいらないんだそうです。
でもお義母さんの気持ちは
嬉しかったって言ってました。」
これでほとんどのお姑さんは
「つまりお嫁ちゃんもいらないってことね」
ってお察しになると思います。
お義母さんの手料理は、本当は食べたほうがいい理由
お義母さんが作った、食べ物、
口に合わないということ
少なくないと思います。
というより、
義母の作った料理は
生理的に受け付けない、
のどが通らない、
っていうお嫁ちゃんの本音は
結構いろんな人から聞きました。
ただ、できればひと口でいいから
召し上がってみてくださいね。
なぜなら愛する夫を育てた味だからです。
夫婦はお互いに
この思いをもつことがとても大切です。
それは相談者さん自身の
「家族」の土台作りに
必ずプラスに働きます。
「気持ち」をありがたく受け止める
「食」について、こちらもご参考になれば幸いです。
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