こんな思いの方に
- 努力が報われず、投げ出したい気分
- うまくやっている人が妬ましい
報われない努力は「忍耐」のために
この点については
まずはご安心いただきたいと思います。
とはいえ努力の過程で身につく
「スキル」のことを
指しているわけではないんです。
報われない努力は
もっと大切なもの、
「忍耐」をもたらしてくれるのです。
いったいどんな意味があるのでしょうか。
「忍耐」は、これからのカギとなる
努力が報われないのは
ホント、耐え難い事態ですよね。
忍耐よりも結果がほしい。
そう思うのが当然です。
実は、この「忍耐」こそが
これからの道を拓く
大切なカギになっていくのです。
「忍耐」習得の過程で繰り返し思い直すこと
「忍耐」を身につけるには
ある程度の時間がかかるものです。
忍耐なんて、
頭で理解して
習得できるものでもないですものね。
だとしても苦痛なのは、
因果関係が納得できない
世の理不尽にさらされ続けること!
努力している自分が報われなくて
「ちゃっかり」のあの人がうまくいくなんて、
どゆこと⁉
な、わけです。
そして、そんな中で
と繰り返し何度も何度も
思い直すことになるはずです。
あ、もう何度も
思い直して
いらっしゃるかもしれませんね。
じりじりと耐える時を過ごし
今日こそ投げ出そうという時を重ね、
意気消沈したり
無力感にさいなまされたり
すると
次第次第に
黙って耐え続けている時間が延びている、
そうなっていらっしゃるのでは
ないでしょうか。
「努力」をしてきた優秀な人
頑張っても報われない、
そう感じるのは、
そもそも「努力」をしてきた
優秀な人だからこそ、です。
ただ優秀な人ほど
性急な方も多いように見受けられます。
効率よく、さっさと進めたいという思い。
結果を積んで、
更に次へとつなげたいという意欲。
そうやって努力を重ねて
自分を成長させてきた方が多いのでは?
ですから
十分に頑張っていない人に対して
どこか批判的な気持ちがあるのでは
ないでしょうか。
努力をしてきた優秀な方ほど、
他の人に対して
とげとげしいところ、
角が立ちやすいところ、
そういうところが
ちょっと強め、ですよね。
イラ立ちや
見下すような気持は、
伝えようとしなくても
周囲には
伝わっちゃうんですよね。
「忍耐」が育むもの
「頑張っても報われない」ことを
経験するというのは
結果を出せない自分に対して
「忍耐」することといえるでしょう。
すると、他の人に対しても
今、できないあの人、
今、努力不足のこの人に対しても
「忍耐」できるようになっていく。
つまり、人を
「許容」するようになっていく。
不思議ですが
自分への「忍耐」と
他者への「忍耐」は
同じように習得していくもののよう。
つまり
これこそが
人としての「優しさ」なのでしょう。
「忍耐」が必要な人とは
自分で努力を重ねてきた
優秀な方だからこそ
「忍耐」は
これからますます必要になっていくはずです。
だって、本物であればあるほど
これから多くの人と関わっていくことが
求められていくからです。
今、強いられている「忍耐」は
「優しさ」という「人徳」となって
人を魅了する力となっていくはずです。
ね、楽しみ。