1人でいると、寂しくて泣きたくなる。
ふと、「寂しいんだ」と気が付いて涙が流れる。
特に、夜は、耳の奥で「しーん」となってるような気がしてくる……。
そんなことはありませんか?
でも、寂しいとき泣くのは、実はごく自然なこと。
でも、寂しすぎるときは少し工夫をしてみませんか?
この記事では、寂しさに対処する方法や心の整え方、1人の時間との向き合い方をご提案します。
内容
- 【1人が寂しい】泣くことを自分に許そう
- 孤独を感じる人、心が寂しい人の特徴とは?
- 1人暮らしの寂しさを解消する方法は?
- 社会人・30代・男性・大学生の一人暮らし
- 1人で寂しい時はどうすればいいですか?
- 泣くのは病気なのか
目次はクリックで開きます。
【1人が寂しい】泣くことくらい自分に許そう
泣ける映画、泣ける漫画、泣ける歌。
心に溜まった感情を解放するきっかけを、私たちは、自ら求めることがありますね。
泣くことは決して悪いことではありません。
寂しいときの涙も、心にきっとプラスに働きます。
涙を流すことでストレスが解消され、心がリセットされるからです。
寂しい気持ちは無理に抑えるのではなく、「こんなときは泣いてもいいんだよ」と、自分に許してあげましょう。
男も女も、若者も、中年も、シニアも、泣いていいんです。
寂しい時くらい、泣きましょう。
「泣くほど寂しい」感情を受け止める
ただ、寂しさに押しつぶされそうなときは、どう対処していくかも大切です。
寂しい気持ちから抜け出すための方法をいくつか持っておくと、いざというときに心強いでしょう。
寂しい時への対処法の基本は、まずは自分の感情を受け入れることが大切です。
寂しさに蓋をしたまま放置してはいけません。
どんな感情も、それは自分の一部なのですから、どうぞ大切にしてあげてくださいね。
寂しさにとっぷり浸かってしまう日があってもいいのです。
ただし、思いつめないように気を付けて。
絶対に、命を粗末にするような考えは避けてくださいね。
寂しさを受け止めたら、次のステップに進むことが大切です。
ネガティブな思考のループに陥らないよう、小さな行動を起こしてみるのです。
寂しい原因を解消したり、一人を楽しむライフスタイルなど、いろいろと試してみることをおすすめします。
寂しいとなぜ泣くの?【心理】
寂しくて涙が出るのは、過去のつらい経験や、心の中に抱えている「もやもや」が関係しているのではありませんか。
たとえば、友達とのすれ違いや疎外感から「自分は大切にされていない」って思うようになったのかもしれません。
恋がうまくいかない経験も、寂しい涙に直結しているものです。
とめどなく流れる涙とは、きっとそれを言うのでしょう。
また、人と仲良くなるのがちょっと苦手だったり、つい頑張りすぎて自分らしさを見失ってしまうことも影響しているかもしれません。
家族と離れて一人暮らしを始めたり、大切な人を亡くしたり、あるいは別れたり。
それも大きな原因でしょう。
そんなときは、「どうして自分はこんなに寂しいんだろう?」と、自分の気持ちを振り返ってみることが大切です。
寂しさの原因に気づくことで、少しずつ心が落ち着いて、前向きな気持ちを取り戻すきっかけになります。
このとき大切なことは自分を責めすぎないことです。
むしろ「こんなに理由があったら寂しくて当然だよ」と自分をいたわってあげてくださいね。
孤独を感じる人、心が寂しい人の特徴とは?
孤独を感じやすい人には、いくつか共通する特徴が見られます。
たとえば、周りの人と自分を比べてしまうことが多い人は、他人の楽しそうな様子を見るたびに「自分だけがひとりぼっちだ」と思うかもしれません。
また、完璧を目指そうとするあまり自分に厳しくなりすぎて、「もっと頑張らないと」「このくらいは当たり前だ」と、つい無理をしてしまうことで、心がいっぱいいっぱいになり、寂しさだけが募ることもあるでしょう。
他にも、過去に傷ついた経験があると、人と深く関わるのを避けてしまいがちです。
その結果、一人で過ごす時間が増えて、さらに孤独を感じやすくなってしまうこともあります。
こういった「心の癖」も、少しずつ探ってみることが、孤独感への対処に役立ちます。
寂しさからの脱出方法【奥義】
寂しさを解消しようと、「〇〇さえできれば寂しくなくなるかも」とあれこれ考えてしまう事はないでしょうか。
例えば、「転職できれば」「恋人ができたら」「痩せたら」「お金持ちになったら」「仲間がいれば」「心配事がなくなったら」などです。
ただ、このように条件を付けて考えても、寂しさの本質的な解決には結び付きません。
未来に期待する「たられば思考」は、現状の改善にはあまり役に立たないのです。
なぜなら、「もし条件さえ整ったら、寂しくなくなるかもしれない」という、実にあやふやな希望に過ぎないからです。
確実に、現状に変化を求めるなら、実は小さなことから始めるのが一番です。
日常のささいな工夫こそが、寂しさを和らげる大切な秘訣なんです。
大きな決断をする前に
具体的には、いきなり大きな決断をするのではなく、今の生活の中で少しでも「心地よく感じられること」を見つけてみましょう。
例えば、仕事のことなら、「そうだ!転職すれば寂しくなくなるかも」などと考えて、いきなり転職しないことが大切です。
転職について考える前に、今の仕事のなかで、少しは「心地よく感じられること」はないか、探してみるのです。
「お客さんに会うのは苦手だけど、資料作りは好きだ」
「給料は安いけど、気ごころの知れた同僚がいる」
「会社は嫌いだけど、マグカップはお気に入りを使ってる」
など、どんな些細なことでも構いません。
「心地よく感じられること」探しに時間を使う
こうして「心地よく感じられること」を探す時間を増やすと、「寂しい」を確認する時間が減っていきます。
小さな快適さに一つひとつ気がつくことで、自分が「心地よく感じられること」とは、どんなことなのかが徐々に見えてきます。
そうするうちに、「自分らしい生き方」を考える思考回路が開かれていくのです。
気が付くと、心の中で「寂しい」と確認する思考回路を使う時間が短くなり、「心地よく感じられること」を考えるための思考回路をよく使うようになっていくでしょう。
たとえば、転職を視野に入れているなら、「今の仕事がいかに寂しいか」ということよりも、「自分らしい働き方」や「自分が自分でいられる職場に求めること」がハッキリしていくのです。
転職はそれからでも遅くありません。
他にも、もし「一人暮らしが寂しいから同棲したら楽しいかも」と考えているなら、同棲を始めてしまう前に、今の環境のなかで、少しは「心地よく感じられること」はないか、探してみてください。
「好きなだけ寝ていられるのは私には大切」
「友達とご飯したあと帰るときは寂しいけど、帰宅するとやっぱりほっとする」
「お気に入りグッズが一つひとつ増えてきて気分がいい」
このように「自分にとって心地よいこと」が、ハッキリすればするほど、もっと心地よくなる工夫がしたくなっていくのです。
このプロセスを通じて、寂しさからの脱出につながる、新たな考え方や行動が自然と身につくようになるでしょう。
自分の心のモニタリング
自分の心をモニターして、その時々をどのように過ごしているかを点検して下さい。
そして「寂しい」ことを確認する時間より、「心地よく感じられること」を探したり工夫したりする時間を増やすよう心がけて下さい。
繰り返しますが、秘訣は小さなことから始めることです。
「友達は嫌いだけど、学食は好きだ」で、いいのです。
嫌いな友達のことばかり考えていると気がついたら、その時間を減らしましょう。
そして、学食を楽しんで味わいましょう。
「窓から見える景色はヤだけど、このフィギュアを見てると気分がいい」で、いいのです。
次第に、「お気に入りのカーテンをかけてみようか」「窓辺で観葉植物を育ててみようか」などと、考えも広がります。
ぜひ、試してみてくださいね。
【1人で暮らす】泣くほど寂しいなら
1人暮らしの寂しさを解消する方法は?
一人暮らしをしていると、家に帰っても誰もいないという現実が、寂しさを増幅させることがあります。
そんな時は、予定を少し多めに埋めて、孤独な時間を減らすのもよいでしょう。
アルバイトや趣味の時間を増やすなどしてみるのもよいでしょう。
また帰宅後の楽しみをあらかじめ用意しておくのも効果的です。
後ほど、「1人で寂しい時はどうすればいいですか?」という見出しで、具体的な提案もしていますので、どうぞ参考にして下さい。
一人暮らしの社会人
社会人になると、仕事の忙しさや人間関係のストレスで孤独を感じやすくなります。
仕事帰りに一人で部屋に戻ると急に寂しさが押し寄せることもあります。
さっきまでは、自分の外の世界に反応することで、心の隙間が埋められていたのです。
見慣れた自分の部屋に戻ってくると、反応する対象がいっぺんに少なくなってしまうので、自分で自分の心の中と向き合うことになるのでしょう。
そんなとき、心の中が、寂しさに満ち溢れているように思えてしまうのです。
30代の一人暮らし
30代になると、仕事や結婚など、人生のライフステージに対するプレッシャーを感じやすくなります。
個々人の「差」や「違い」も次第にはっきりとしてきて、既にこの時点での「勝ち組」「負け組」も見えてくる世代です。
20代の頃より、自分のことがよくわかってきたので、その分、理想と現実の間にギャップを感じやすくなるでしょう。
でも、「自分のことがわかってきた」ってすごいことだと思いませんか?
20代と比べ、これからは「自分に合った生き方」に集中していくことができるのです。
一気に生活を変えることは難しいかもしれませんが、少しずつ「自分に合った生き方」を見つけていけば、心の中から寂しさが少しずつ消えていくはずです。
大切なことは、人と比べないこと。
「自分にあった生き方」を目指して小さなチャレンジを積み重ねていきましょう。
男性の一人暮らし
男性の場合、「寂しいと感じるのは恥ずかしい」と思いがちです。
大学生の一人暮らし
一人暮らしを始めたばかりの大学生は、環境の変化に適応するのが難しく、孤独を感じやすい時期です。
新しい生活に慣れるまでは、ホームシックや孤立感に悩むことも少なくありません。
新しい環境で友達を作るのは不安かもしれませんが、実は多くの相手も同じ気持ちです。
このような時こそ、自分から積極的に他の人に働きかけてみましょう。
その際には、理想の「自己イメージ」を心に描いておくことが秘訣です。
大学進学時や休み明けなどの節目は、自己イメージをリセットする絶好のチャンスです。
自分がなりたい姿を描き、そのイメージに沿って行動することを楽しんでみてください。
例えば、目が合ったらこちらからニッコリしてみる、お菓子をシェアする、疑問点があれば自分から相手に質問するなど、小さな行動が大きな変化を生み出します。
また、授業外の活動やサークルに積極的に参加することで新しい友人を作ることもできますね。
アルバイトやボランティア活動を通じて社会とのつながりを感じることも、心の充実感を得るために効果的です。
そして、意外と大切なことは、規則正しい生活を心がけることです。
特に、食事や睡眠のリズムを整えることで心身の健康を維持し、精神的にも安定するんです。
日々のルーティンを大切にし、生活にメリハリをつけることで孤独感も和らいでいくことでしょう。
1人で寂しい時はどうすればいいですか?
今は、一人の時間は寂しいものだと思っているかもしれません。
でも、その時間に、自分が打ち込める「何か」があれば、それは「寂しい時間」ではなく、「充実した時間」に変えることができるのです。
そのためには、「能動的」に取り組める「何か」を見つけることが鍵となります。
単に受け身でテレビを見たりして過ごすのではなく、自ら楽しめる「何か」を見つけてみませんか。
アナログゲームや軽い脳トレ
アナログゲームや軽い脳トレはおすすめです。
パズル、塗り絵、数独など、シンプルで短時間でできるものを選ぶと良いでしょう。
「できた!」「完成した!」など、小さな達成感が、想像以上に自己肯定感を高めてくれます。
デジタルゲームの選択に注意
デジタルゲームも悪くないのですが、あまり複雑で長時間集中を要するものは避けたほうがよいでしょう。
リラックスして楽しめる簡単なゲームや、短時間で完結するものがおすすめです。
寂しさが和らいできたら、より難易度の高いゲームにも挑戦してみるのがよさそうです。
自分磨き
自分磨きとして、美容やファッションの研究をしてみるのはいかがですか?
女性はもちろん、男性も、マッサージやスキンケアを試してみてください。
自分を「なでなで」するのは心理的にもプラスです。
好きな香りの入浴剤や新しいコスメを試してみるのも楽しいでしょう。
他にも、手持ちの服のコーディネートをあれこれ試してみるのもおすすめです。
これなら、不用品整理もできて一石二鳥ですね。
新しい趣味に挑戦
オンラインで学べる趣味の講座を受けるのもおすすめです。
寂しさで心が弱っているのであれば、無理せず手軽に始められることから試してみてください。
小さな達成感を積み重ねることで、徐々に心が満たされていくでしょう。
もし気が向いたら、趣味のサークルや教室に通ってみても。
一か所で「合わない」「無理だ」と決めつけず、いくつか試してみることが秘訣です。
SNSよりも日記やジャーナリング
SNSはあまりおすすめできません。
他人と自分を比較してしまいやすいため、孤独感が増すことがあるからです。
代わりに、日記やジャーナリングはいかがですか?
自分の感情を言葉にすることで、心が整理され、ポジティブな出来事に目を向ける習慣を育むことができます。
軽い運動を取り入れる
軽い運動も気分転換に効果的です。
散歩やストレッチ、ヨガなど、無理のない範囲で体を動かしてみましょう。
特に自然の中での運動は、リラクゼーション効果を高めます。
この際、ご近所の公園巡りを趣味にしてみてはいかがですか?
ちょっとでも体を動かすことで「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンが分泌され、心身がリフレッシュしますよね。
中でも、ウォーキングやジョギングなど、リズムのある運動は脳の活性化にも役立ちます。
一定のペースで体を動かすことで、気分の落ち込みを軽減し、心を整える効果があります。
【1人が寂しい】泣くのは病気?
寂しくて、つい泣いてしまうと、「これって病気のサインなのかな?」って心配になることもあるかもしれません。
でも、感情が揺れるのは誰にでもあることですし、それがすぐに病気を意味するわけではないんです。
寂しくて泣くのは病気のサイン?
もし、頻繁に涙が出てしまうなら、心の中に抱えている問題が影響してる恐れはあります。
ストレスが多い時期や、いろんなことに敏感になりやすい時って、誰にでもこういうことが起こり得ますよね。
でも、なんだか気分の落ち込みが長引いていると感じたら、一度専門家に相談してみることも検討してください。
できるだけ早め早めに、何か行動を起こすことがとても大切です。
無理のない範囲で誰かとつながりを持つことも心がけてくださいね。
【まとめ】1 人が泣くほど寂しいなら
孤独感や寂しさは、誰にでも訪れるものです。
その感情をどう受け止め、どのように対処するか、などについて、いくつかの提案をしてみました。
よろしかったら、どうぞ試してみてくださいね。
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