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過去の失敗で自己嫌悪…忘れたい、思い出したくない過去がある人こそ、未来視点が効果的!

ふとした拍子に、昔のことを思い出して自己嫌悪…。

 

あのとき、どうしてあんなことを言ってしまったんだろう。

あの場面で、どうして踏みとどまれなかったんだろう。

 

思い出したくないはずの記憶が、ぐるぐると頭の中で再生されて、胃がズキンと痛むような感覚。

 

そのたびに、「あの失敗は、忘れられない人生の汚点」と、心のどこかで落ち込んでしまう――。

 

私たちは、なぜこんなにも、過去に引き戻されてしまうのでしょうか。

今回は、その心理と、解決策をご紹介します。

 

▼目次はクリックしてご覧ください

思い出したくない過去を繰り返し思い出してしまう心理

過去に失敗したことを、何度も思い返してしまう。

それは、単なる「後悔」や「反省」というより、自己否定のループに近いものかもしれません。

 

心理学では「反すう思考(rumination)」と呼ばれています。

これは、ある出来事や感情について、何度も何度も、牛の反すうのように繰り返し考えてしまう思考パターン。

 

反すう思考は、自己嫌悪や不安、うつ状態と密接に関係していて、「思い出したくないのに、勝手に思い出される」という苦しさにつながりやすいのです。

 

YURI
気が付くと、思い出しているってこと、本当によくあります。
CHIKAKO
今日は、そこから先をどうしたらいいのか、ご説明しましょう。

「過去の失敗で自己嫌悪」そんなときこそ、未来からの視点を

「あれは無かったことにしたい」

「あの日の失敗をくつがえしたい」

「あれで終わらせずに、私の価値を、ちゃんと証明したい」

 

そう思うとき、私たちは無意識のうちに、過去の延長で、自分の「今」と「未来」を考えています。

 

YURI
だって、失敗したままじゃ情けないし悔しいし、なんとかしたいと思っちゃいます。
CHIKAKO
そんなときこそ、【未来視点】で考えてみるといいですね。
YURI
つまり、これから、いかにして失敗を挽回したらいいか、考えればいいんですよね?
CHIKAKO
それとは、ちょっと違うんですよ。

 

大切なことは、過去の失敗を前提に、「未来」を考えないということです。

それでは過去をひきずったまま、ただ「少しマシな今と未来」があるだけになってしまいませんか?

 

理想の未来の自分を描いてから、そこから逆算して「じゃあ、今日はどんな自分でいようか」と考えていくのです。

 

YURI
違いがよくわからない…
CHIKAKO
そこを詳しくご説明しましょう。

 

「失敗の過去」から抜け出すカギは「方向転換」にある

自己嫌悪に陥っているとき、私たちは「失敗した自分をなんとかしなきゃ」と思いがちです。

 

でも実際には、「過去の失敗をどうにかする」よりも、「これから進む方向をはっきりさせる」ほうが、ずっと自然で楽なこともあります。

 

たとえば、道に迷ったとき。

「なぜ間違えたんだろう」と何度も地図を見直すより、いったん現在地と、これから向かいたい目的地を確認して、そこへのルートを探すほうが早くて確実ですよね。

 

人生でも同じです。

行きたい目的地をはっきりさせることで、過去に引きずられた気持ちから、すーっと自由になれる瞬間があるのです。

 

「なぜ間違えたんだろう」と考えているより、行きたい未来のことを考えて、そこから逆算して「今日、どうしようか」と考えてみませんか。

 

過去の延長ではなく、未来から今日を選ぶ

思い出したくない過去も。

やり直したいと思った過去も。

私たちの内側にあるエネルギーを、無意識のうちに吸い取ってしまいます。

 

だからこそ、エネルギーの向け先を、変えてあげたいですよね。

 

 

未来を変えたいのなら、「今ここ」に「未来の光」を灯すこと。

 

大切なのは、「未来の自分」が今の私たちを導いてくれるという視点です。

 

理想の未来の自分を描いてから、「この私になりたいなら、今日の私はどう生きるか」と考える

 

過去の失敗を前提に考えない。

すると、きっと違う選択が見えてくるはずです。

 

【まとめ】過去の失敗で自己嫌悪に陥ったら、未来からの視点を

「誰かを見返したい」

「失敗を取り返したい」

「昔の自分を許せるようになりたい」

 

そう思ったときは、それだけ「今の自分に満足できていない」というサイン。

けれど、それは「理想の未来に向かいたい」という、魂からの呼びかけでもあるのです。

 

私たちは、どんな過去を持っていても、いま、未来を描き直すことができる。

 

未来の自分から今日を見つめたとき、今日が、きっと、やさしさと希望に包まれ始めるのを感じられることでしょう。

 

 

もちろん、シニアの私も、未来の幸せを思い描いて……つまり、あの世や来世にもつづく幸せを思い描いて、今日を生きていくつもりです。

 

……だって、そのほうが楽しそうですもん。

 

最後に、Xからある日の私のポストをご紹介させてください。