「頑張って節約してるのに暮らしが楽にならない」「どうして私はいつもお金に困ってしまうんだろう」と感じたことはありませんか。それって、もしかして“貧乏神”がついているサインかもしれません。
知らず知らずのうちに、自分で“貧乏”を招き入れていることがあるんです。この記事では、貧乏神がついている人にありがちな特徴と、そこから抜け出す方法をご紹介します。
内容
- お金に困っていない人の特徴
- 貧乏神がついている人の特徴
- 節約は豊かさにつながらないことも
- ポジティブ思考は無理しなくていい
- 貧乏神がいる家の特徴
【考え方】貧乏神がついてる人の特徴
お金に困っていない人の最大の特徴は?
早速、質問させてください。
どんなことが思いついたでしょうか?
では、答え合わせの前に、次の質問も考えてみて下さい。
もしあなたが宝くじで10億円当たったらどうしますか?
どんな気持ちになるでしょうか?
何が欲しいですか?
何がしたいですか?
宝くじで10億円が当たったと想像しただけで、思考が広がる感じがしたと思います。
一方、「お金に困っている」と感じると、私たちの考え方は一気に縮こまります。
節約を心がけよう
欲しい物はあきらめよう
やりたいことをしたり、チャレンジしたりするのは、あきらめよう、少なくとも先送りしよう…
このように、「お金に困っている」という意識が、私たちの思考を制限し、負のスパイラルに引き込んでしまうのです。まずは、この事実を心に留めておいてくださいね。
では最初の質問に戻ります。
当たり前のようですが、お金がないと自覚した途端、考えが縮こまり、貧しい発想になりやすいのです。この貧しい発想が、貧しさのスパイラルを生むのです。
でも、「現実には、節約しないと生活が不安だし、働かないと生きていけないから、やっぱりやりたいことをあきらめるしかないのでは?」と思うかもしれません。
次は、その考え方から抜け出し、貧乏神が嫌う考え方に変わる方法をご紹介します。
【節約とポジティブ思考】貧乏神がついてる人の特徴
節約しすぎは落とし穴
節約を頑張りすぎるあまり、節約のことばかり考えていませんか。
もちろん節約自体が悪いわけではありませんが、行き過ぎると、1円でも無駄にしただけで「損した!」と思ってしまうようになる恐れがあります。
そして、いつの間にか節約しないことが悪いことのように思えてしまい、豊かさを楽しむ気持ちが失われていってしまうのです。
節約を思案する時間と、豊さを楽しむ時間
ここで新たに質問です。
一日の中で、次の二つのうち、どちらに時間を割いているでしょうか?
これこそが「豊かさを受け入れる心構えができていない」状態なのです。
ひと口、コーヒーを飲むだけでも「ああ、美味しい」と、豊かさを楽しむことはできるのです。それなのに「最近、コーヒーが高くなったから節約しよう」と考えてしまうと、豊かな気持ちが遠のいてしまいます。
豊かな気持ちは豊かさを引き寄せ、貧しい気持ちは貧しさを引き寄せます。
貧しさへの恐れは、豊かさとは相容れません。節約ばかり気にしていると、常に心の中が「これ以上、貧しくなりたくない」という思いで占められてしまいます。
豊かさを願うなら、自分を「豊かさと波長の合う」状態に切り替えていきましょう。そのためには、貧しさではなく、豊かさのほうに心の針を向けることから始めましょう。
いきなり節約をやめるのは難しいかもしれません。ですが、「節約できたら、こんなよいことにつながる!今から楽しみ!」という気持ちに切り替えることは可能です。
これなら無理なくできそうですよね。心の針を、豊かさに向けることで、自然と豊かな感覚が広がり、良い循環が生まれていきます。
無理なポジティブ思考も負のスパイラルに
ポジティブ思考は大切ですが、無理してポジティブになろうとしても、かえってストレスがたまり、負のスパイラルに陥ることがあります。
モテ男のエピソード
昔の友人に、モデルをしていた男性がいました。夢も大きく、ポジティブな考えを常に口にし、女性にも男性にもモテモテの人気者でした。
実は彼は、水道も止められるような生活をしていながら高級車に乗っていました。「生活のレベルを落としてしまうと頑張れなくなるだろ、自分を追い込まないとね」とあっけらかんと言うので、みんなで大笑いしたことを思い出します。
節約思考に傾きがちな私としては、本当に驚き、「なんてポジティブな考え方なのだろう」と感心したものです。けれどその後の彼の苦労を知り、その無理は逆効果だったと理解しました。
高嶺の花のエピソード
また、仕事仲間だったおしゃれな美人のことも思い出します。彼女はいつもブランドに身を包み、いわゆる「高嶺の花」として男性に大人気でした。
しかし、彼女は行きつけのショップから支払いの督促を受け、もめていたことがありました。そんな事情をたまたま知ってしまった私は、彼女が見せている表向きの顔とショップに見せている顔のギャップが信じられず、心の中で驚いたものです。
数年後、彼女が借金を踏み倒して自己破産した際、「彼女は見掛け倒しだったね」と評判が地に落ちたのは言うまでもありません。
これらのエピソードは、驚きと共に、教訓をもたらしてくれました。
メッキがはがれる時は、本体まで傷つき損なわれるのだと理解しました。
つまり、無理に豊かさを装ったり受け入れようとしても、潜在意識が「無理」と感じてしまうことからは、本当の豊かさを得ることはできないのです。
無理のないポジティブ思考とは
では、「無理」せずポジティブになるにはどうしたらいいのでしょうか。それは、今、できることでポジティブになることです。
「高級ブランドのドレスが欲しい、お金があればなあ」と、現状の不満ばかり考えてしまうことはありませんか。
お金がないのに、無理にポジティブにしたいと欲張って、「高級ブランドのドレスに身を包めばリッチな気になって、豊かさを引き寄せるかも」と考えるのは「無理」なのです。
一瞬はリッチな気分に満たされても、結局は「できない」「足りない」「不満」「不安」が、心に刻み込まれてしまうのでしょう。
それよりも
「着古したと思っていたブラウスが、このパンツに合わせたらおしゃれに見える! ラッキー!」と、今、「できること」「できていること」に、フォーカスしていくのです。
これなら「無理」が生じません。
私たちも、「できないこと」よりも、今できることで「したいこと」「できること」をもっと考え、行動に移していくことで、豊かさに波長を合わせることができるのです。
よい考え方は習慣にするまでは努力が必要
とはいえ、これは簡単そうで、実はなかなかの努力が必要です。
なぜなら貧乏神がついている人は、そもそも「あれが買えない」「これはあきらめよう」「また今日もいやなことがあった」などと、一日の多くの時間を、ネガティブなことに意識を向ける習慣が身についているからです。
ですから、努めて毎日の暮らしの中で「いいこと」を見つけて、「ラッキー!」と思える瞬間を探すことが大切です。
どんな小さなことでも、「あー、幸せ」と感じられることが増えれば増えるほど、貧乏神も「ああ、憑いてられないなあ」となっていくので、それを楽しみに、ぜひチャレンジしてみて下さいね。
【家の様子】貧乏神がついてる人の特徴
貧乏神がいる家の特徴
散らかっている
あなたの家のテーブルやデスク、物が積みあがっていませんか? 部屋の床はどうでしょう? 物が散らかっている家は、風通しが悪く、掃除もしづらいですよね。
そこに貧乏神がつけこんでくるのです。散らかった部屋が居心地がよく、いつまでも住みついているのは、もしかしたらあなたではなく、貧乏神なのかもしれません。
スピリチュアルな視点では、低いところや放置された場所に、エネルギーのよどみが生じると言われています。床に物を置くのをやめ、少しずつでも片づけを進めれば、家のなかのよどみが減り、貧乏神を追い出せるようになります。
窓をあけて換気することも大切です。できれば日中、明るい時間帯に風を通しましょう。たまっていたよどみが清浄になるのをすぐに感じとれるはずです。
そして、ほんのわずかな時間でも「片づける」ことを意識してみてください。一日一分の片づけでもいいんです。「する」と決めたことをできるだけ続けることで、自己管理能力も高まり自信がついてきます。それも貧乏神が嫌うタイプなのです。
シンプル過ぎる
シンプルな暮らしが良いとはいえ、行き過ぎるとそれも貧乏神を招くことになります。
なぜなら、「必要ない」「無駄だ」と、物を排除することに関心が傾きすぎると、「好きだ」「置いておきたい」と思えるものがなくなってしまい、心が貧しくなってしまうからです。
豊かさに満ちた心でいるためには、自分にとって「これがあると幸せ」と思えるものを大切にすることが、実は重要なポイントなんです。
でもインテリアグッズで飾り立てることを意味しているのではありません。
たとえばハンガー一つ選ぶにしても、単なる実用品として選ぶのではなく、お気に入りのものを探しましょう。こうすることで、住まいが、シンプルかつ満たされた空間となり、貧乏神にとって居心地の悪いエネルギーに満たされていきます。
次の二つの違いをどうぞ大切にしてみてくださいね。
貧乏神が嫌いなもの
貧乏の対義語は、「裕福」や「豊かさ」です。
もし今、貧乏神がいると感じるなら、あなたが貧しさやネガティブな思考に囚われていないか点検してみましょう。
豊かさを引き寄せるためには、その波長に合った自分を作ることが大切です。精神的な豊かさが出発点です。心を満たしていくことで、自然と考え方が前向きになり、豊かさが引き寄せられてきます。磁石のように、豊かな心で豊かさを引き寄せていきましょう。