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母の日に何もしない人の本音と背景…娘・息子・嫁・そして夫の関わり方

母の日は、世界中で感謝の気持ちを伝える特別な日。

でも実は、「何もしない」という人も、決して少なくないんです。

 

2025年の母の日は、5月11日(日)

 

娘や息子、あるいはお嫁さんの立場で、実母や義母に対して「特に何もしない」場合、その背景には、どんな事情や思いが隠れているのでしょうか?

 

この記事では、母の日に何もしない理由や、家族内の関わり方に焦点を当ててみました。

 

記事内容

  1. 母の日に何もしない割合とその背景
  2. 何もしない理由の多様性
  3. 母親の失望や不満の気持ち
  4. 家族内のコミュニケーションの大切さ
  5. 夫の関与とその影響

母の日に何もしない人の割合と背景

ある調査によると、「母の日に特に何もしない」と答えた人が全体の約3割にのぼるという結果が出ています(※1)。

また、別の調査結果(※2)では、

20代女性の約4人に1人が、実母に対して「何もしない」と回答
義母に対してはさらに多く、4割以上が「特別なことはしない」と回答
他にも、母の日に「何もしない」のは
男性の約半数
女性の約3割
となった調査もあります。

どうやら「何もしない」人は、決してレアケースではないことがわかりますね。

「何もしない」ことを選ぶ理由とは?

ある調査では、母の日に何もしない理由として、次のような背景が挙げられています(※1・※2)

実母に対して

普段から感謝を伝えているから、あらためて何かする必要を感じない
忙しさや生活の余裕のなさから、当日に気持ちが向かなかった
親子の関係性がカジュアルで、イベントを重視しない雰囲気がある

義母に対して

どう接したらいいかわからず、正解が見えない
プレゼント選びや挨拶が「気を遣いすぎてしんどい」
距離感がまだ近くなく、自然に動けない
過去の経験から、「何もしないほうが無難」と感じている
とくに義母との関係は、嫁として「義理の母にどう感謝を伝えればいいのか」と悩む人が多く、心理的なハードルが高い傾向が見られます。

 

母の日に何もしない人の傾向

これまで見てきた通り、実母に対して「何かしらの行動をとる」人が多い一方で、義母に対してはやや控えめな傾向が見られます。

 

また、母親自身が「何もしてもらわなくていい」と考えるケースもあるようです。

その理由には「金銭的な負担をかけたくない」「子どもが元気でいてくれるだけで十分」といった親心があるのでしょう。

 

つまり、世間がどれだけ「母の日」を盛り上げたとしても、「あえて何もしない」人たちは一定数存在しているのです。

娘や息子が何もしない理由

娘さんや息子さんが母の日に何もしない背景には、いくつかの理由が考えられます。

たとえば、感謝の気持ちを日常の中で伝えることの方が大切だと思っていたり、単純に忙しくて忘れてしまったりといった事情があるようです。

 

若い世代にとっては、形式的なイベントへの関心が薄く、「何かしなければ」という感覚がそもそも希薄になってきているのかもしれません。

 

一方で、こんな声もありました。

 

 

母の日に対する母親の思いと、子どもたちの感覚のズレが、感情の食い違いを生んでしまうこともあるのでしょう。

 

また、逆にこんなタイプのお母さんだと、それはそれで悩んでしまうようです。

 

義母に何もしないお嫁さん

お嫁さんが義母に母の日の贈り物をしない理由も、さまざまです。

義母の好みがわからない、またはそもそも自分の実家では母の日のプレゼント文化がなかったなど、文化や環境の違いが背景にあります。

また、義母との関係性があまり良好でない場合、何かしてもどう受け取られるかわからないという不安から、スルーすることもあるようです。

 

SNSには、こんな本音も投稿されています。

 

 

中には、苦しみになっている人も…。

 

義母と嫁という関係は、時にとてもデリケート。

 

触らぬ神に祟りなしとしてスルーしているのか、関心が無いという意思表明なのか…。

母の日はその関係性が如実に表れる日なのかもしれませんね。

母の日に何もしないことの影響

母の日に何もされなかったことにショックを受けた経験があるという声は、SNSなどでも少なくありません。

 

たとえば、こんな声も。

 

 

母親たちは、特別なものが欲しいわけではなく、「私は忘れられていない」と感じたいだけなのかもしれません。

 

「贈らない」ことで伝えてしまうメッセージは、あるのかもしれません。

 

 

母の日に「何もしない」ことに対して、こんな大人のご意見もありました。

 

 

二人に一人以上が、「何かする」母の日。

となると、無視するわけにもいかないファミリーイベントが、母の日と言えそうです。

 

特に「母」「義母」である当事者にとっては、母の日の世間の賑わいは、期待する気持ちを高め、「何もしてもらえない」ことは、意外と大きな失望や不満の原因となる現実は理解しておきたいものです。

夫の立場はどうする?

意外と見落とされがちなのが、夫の関わり方です。

夫が何もしないことで、「妻としての自分」が軽んじられていると感じることも。

 

 

誰もしてくれないなら、せめて夫に気遣ってほしい。

そんな思いが伝わってきますね。

 

母の日を機に、夫は「妻がどう扱われたいのか」に耳を傾けるチャンスにしてみるのもよいかもしれません。

雑談からはじまる母の日

「今年はどうしようかな」と迷ったら、まずは雑談の中で、母や義母、はたまた妻の思いを聞いてみるのはおすすめです。

 

「お母さんは子どもの頃、どんな母の日を過ごしてた?」

「お母さんがおばあちゃんにしてあげて喜ばれたことってある?」

「お義母さんのお母さんって、どんな方だったんですか?」

 

そんな会話の中から、案外、相手の気持ちや、「母の日」に抱いているイメージや期待がみえてくるはずです。

 

【まとめ】母の日に何もしないことはダメなこと?

母の日に「何もしない」人は意外と多い
実母よりも義母への対応は控えめになりがち
忙しさや価値観の違いで、何もしない選択もある
それでも、母親の心には少し寂しさが残ることも
夫婦間の配慮や、ちょっとした雑談が大きなきっかけになる

母の日に何もしない——それ自体が悪いことではないでしょう。

 

でも、「どうして何もしなかったのか」「相手はどう感じているのか」そういった思いを引き出せるよう、お互いにおもいやることは、家族の絆を深める第一歩になるはずです。

ほんの少しの気配りが、きっと大きな喜びにつながるはず。

 

さあて、今年は、どんな母の日を過ごしましょう、ね。