「欲しい物がない」と感じたことはありませんか。
現代は物があふれていると言われるので、逆に、何が欲しいのかわからなくなることは確かにあります。
でも、物欲が減る理由にはいろいろあって、心の変化やライフスタイルの変化が関係していることもあるんです。
そんなときは、自分の心の状態や生活習慣を見直すきっかけにしてみるのもおすすめです。
内容
- ストレス・無気力・うつ?
- 物欲がなくなった心理は?
- 欲しいものがない心理、20代と40代の違い
- 欲しいものがないけど何か買いたいときは
- 物欲がない彼氏へのプレゼントは?
欲しい物がないと感じるときに知っておきたいこと
「欲しい物がない」と感じる背景には、心や体に影響を及ぼす原因が潜んでいることがあります。
ここでは、ちょっと心配な要素から考えてみましょう。
欲しいものがないなら、ストレス・ 無気力・うつも疑って
もし急に「何も欲しくない」と感じるようになったら、それは心が疲れているサインかもしれません。
気がつけば、仕事帰りのウインドーショッピングも楽しみじゃなくなり、ネットショッピングも必需品だけに…。
前は見ているだけでも楽しかった、新しい服や今シーズンのメイク、季節のスイーツ。
でも、いつの間にか興味が薄れてしまったとしたら、ストレスや精神的な負担を疑ってみてください。
物欲だけでなく、他の欲求まで薄れているときは、気づかないうちにストレスが心に積み重なっているサインかもしれません。
ストレスは、じわじわと気づかないうちに大きく重くなるもの
ストレスって、ある日突然ドカンとやってくることよりも、日々少しずつ積もっていくことが多いんです。
いろいろな人のお悩みや愚痴を聞いてきた立場としては、本当に多くの人が、小さなことが積み重なって大きなストレスになっているのを目の当たりにしてきました。
「これが問題なんです」と一言で言える人の方が少ないのです。
職場では、「なんとなく疎外感がある」とか、「やってもやっても仕事が終わらない」…。有休をとるにも罪悪感があったり、「自分のスキルが足りないんじゃないか」と焦ったり。
こんな些細な不安やストレスが積もっていくのです。
プライベートでも、例えば、ラインの返信が面倒くさいと感じて、いつもは丁寧な返信をするのに短いスタンプで済ませてしまうとか。
食生活もおざなりで、毎日がインスタント食品になってしまったり、掃除ができなくて床に物が散らかっているのに放置したり…。
それが続いて、「なんか疲れてる」とようやく気が付くんです。
心が発する「黄信号」や「赤信号」に気づいて
「最近、物を買わなくなったとは思ってたけど、そういえば、欲そのものが消えてるかも」
と、思い当たるようなら、まずはしっかりと休んでくださいね。
物欲がない状態が悪化すると、セルフネグレクトに繋がってしまう恐れも無いとは言えません。
セルフネグレクトとは、自分自身のお世話をしなくなることです。
洗濯物が溜まっても気にならなくなった、ゴミ出しの回数が減っている、布団と衣類が混在したままの寝具で寝起きしている、キッチンが散らかりすぎているので簡単な料理すらしない、コンビニ弁当ばかりで済ませている、コンビニに行くのがおっくうな日はお菓子で済ませている…。
こんな風に次第に生活が荒れてしまい、自分自身の健康や安全を管理できなくなってしまうことです。
汚部屋を片づける意欲も無く、インスタン食品やコンビニばかりで食事を済ませるようになっているなら、自分のケアを放置している状態になっているかも。
「欲しいものがない」気持ちの奥に、「自分のことなんか、どうでもいいや」って思いが隠れていませんか。
どうぞ自分を気遣ってあげてくださいね。
物欲がなくなった心理は?欲がないってどういうこと?
欲しいものがなくなってしまう原因、心の疲れの他にもどんな心理が働いているでしょう。
実は、その真逆、「心が満たされている」ことを示す場合もよくあるんです。
つまり、満足や幸せを感じていると、わざわざ物を増やそうとしなくなるってことです。
たとえば、生活に必要な物がすでに揃っていると、「別に、何か買う必要はない」と感じることが増えますよね。
他にも、こうした「満たされた心」とは別に、大きな買い物での失敗経験があると、「もう同じ失敗はしたくない」という気持ちから、物を買う意欲が減ることもありますし。
単に忙しくて、買い物にまで関心が向かないという事もあるでしょう。
このような心理を知っておくと、人の行動にも理解が深まっていくようになりますね。
物欲が無い人の特徴は?
物欲が少ない人にはいくつかの共通点が見られます。
たとえば、シンプルな生活を好む人。
必要最低限の物だけで暮らすミニマリストはその代表です。
持ち物を少なくし、シンプルな空間を保つことは、気持ちの余裕を生み出し、日常生活の質を高めます。
また、物よりも体験を大切にする人も多いです。
そんな人は、新しい服やガッジェットを買うよりも、旅行に行ったり、趣味に時間を使ったりすることを重視しています。
このような人にとっては、物を買って得られる一時的な満足感よりも、体験から得られる記憶や感情の方が、長期的な幸福感をもたらすと言えるでしょう。
普段から物に対する関心が薄いことが多く、その結果として生活空間がスッキリとしている傾向もあります。
物欲は無いのに散らかってる?
ただし、物欲がないからといって、必ずしも住まいが整然としているとは限りません。
シンプルな生活を送るためには、やはり整理整頓や掃除の手間と時間は必要です。
物欲が少ない人の中には、そもそも物に関心が薄く、住まいの状態にもあまり意識が向いていないことがありませんか。
その結果、気づかないうちに不用品やゴミが溜まってしまうケースも。
物欲がないということが、そのまま生活の質の高さに結びつくわけではないのです。
物に対する関心が薄い場合でも、定期的な整理整頓を心がけることで、心豊かで快適な生活には大切です。
物欲がないことにはメリットもありますが、意識して環境を整える努力も大切にしたいですね。
20代と40代にみられる心理の違い
20代と40代では、「欲しいものがない」と感じる理由が少し違います。
20代は、まだ人生の方向性を探していることが多く、物よりも楽しい経験を重視する人も多いです。
例えば、友達と一緒に旅行に行ったり、新しい趣味に挑戦することにお金を使いたい、という感じですね。
また、ミニマルな生活に憧れて、物をあまり持たない選択をする若者も増えています。
一方、40代になるとライフスタイルが安定してきて、必要な物はだいたい揃っていることが多くなりますよね。
そのため、特に「これが欲しい!」と思う物が少なくなるのでしょう。
さらに、家族がいる場合は、自分が「欲しいものを買いたい」というよりも、「子どもやパートナーのためにしてやりたい」という気持ちでお金を使うことが増えるので、自分自身の物欲や購買欲が薄れて感じるのかもしれません
欲しい物がない理由、ざっくり言えば、20代と40代は少し異なるということです。
欲しい物がないときの過ごし方
「欲しいものがないと、なんだか生活が退屈…」と感じてしる人もいるのでは?
そんなときは、生活にちょっとした変化を加えてみてはいかがでしょう。
欲しいものがない毎日はつまらない
物欲があまりに小さくなると、毎日がつまらなくなってしまうかもしれません。
例えば暮らしに必要な物や、自分の楽しみや成長のための磨くためのグッズも買わないままになることになっていませんか。
それって、長期的に見ると、マイナスかもしれません。
欲しい物がなくても、自分にとって必要な物や成長に役立つ物は、自分の幸せづくりの必要経費として投資する視点は大切にしておきたいですね。
新しい勉強を始めたり、趣味に挑戦したり、旅行に出かけてみることなどが、おすすめです。
欲しいものがないけど何か買いたい気分
「欲しい物が特にないけど、何か買いたい!」そんな気持ちになることも、ありますね。
そんなときは、日常の中に「小さな贅沢」を取り入れたり、「日常を豊かにするアイテム」を選んでみるのがおすすめです。
自分へのご褒美に、ちょっと高級なチョコレートを買ってみたり、おしゃれなカフェで時間を過ごしたりするだけで、普段の生活がなんだか楽しくなってきます。
そんなアクションは、ふらりと気の向くままにしてみるのもいいのですが、もっとおすすめの方法があります。
「今週末は、仕事の帰りに美味しそうと思ったスイーツは買う!」といったように、あらかじめ自分の予定にしてしまうのです。
すると、予定した時点から楽しい気持ちが広がって、買うときも楽しく、食べる時も楽しく、その後も楽しい気持ちを思い出せるので、楽しみがふくらみます。
お金はあるけど欲しいものがないときは
お金に余裕はあるのに、欲しい物がない…そんなときは、自分への投資を考えてみませんか。
例えば、新しいスキルを身につけるためのセミナーに参加したり、新しい趣味に挑戦するためのグッズを買ってみるのもいいですね。
健康のためのフィットネス器具を取り入れてみるのもよいかもしれません。
また、他の人に喜んでもらえるような贈り物をしたり、寄付をすることもおすすめです。
また、物に頼らず、体験や人とのつながりにお金を使ってみるのも素敵な選択です。
物を買う代わりに、マッサージやコーチングを受けたり、今までやったことが無いレジャーを試したり。
こうしたことは「お金はあるけど欲しいものがないとき」にチャレンジしておくと、自分の視野を広げ、人生の土台を豊かにすることにもなるでしょう。
欲しい物が無いという人へのプレゼント(彼氏や友人知人)
「欲しい物がない」とわかっている相手へのプレゼント選びに、困ってしまうことはありませんか?
でも、そんなに難しく考えなくても大丈夫です。
物にあまり興味がない相手でも、ちょっとした工夫で、ほっこりしてもらえる、そんな贈り方をしてみませんか?
物欲がない彼氏へのプレゼントは?
物欲がない彼氏にプレゼントを贈るときは、彼のライフスタイルや価値観を考慮することが大切です。
欲しいものが無いタイプの人には、プレゼントしても反応が薄いものです。
そんなときは、ホント、がっかりしちゃいますよね。
でもそれは、心理学的に見ると、彼は、物で得られる一時的な満足感よりも、日常の充実感や心に残る体験を大切にしていることが考えられます。
そんな彼に、喜んでもらえる贈り物をするためには、彼の性格や日常のライフスタイルをよく理解しておくことが大切です。
本人も無自覚なこだわり
男性は、物に対して無頓着に見えても、実際には自分の好みや機能へのこだわりを持っていることは少なくありません。
たとえば、ペンなら書き心地や太さにこだわりがあるかもしれませんし、シャツならフィット感や素材に敏感かもしれません。
贈り物を選ぶ際には、彼の好みに関する情報を事前に収集するのがポイントです。
ただしこれはかなり難易度の高いチャレンジです。
本人ですらそのこだわりに無自覚なケースも多いのです。
それを、プレゼントを贈る側が、彼のこだわりを推理し理解した上で贈るとなると、かなりの難易度です。
2. 実用的な消耗品をロマンチックに
彼の趣味が分かるほどには親密ではないときこそ、気持ちを込めてプレゼントをしたいことは多いのではないでしょうか。
そんな時は、実用的な消耗品がおすすめです。
ただし、単に消耗品を贈るのではなく、それに少しロマンチックな演出を加えることで、特別な贈り物に仕立てるのです。
例えば、お手軽なアマゾンギフトカードなどを贈り、「一緒に選ぶ楽しみ」をつくってみてはどうでしょう。
「本当はシャツをプレゼントしたかったけど、好みが分からなくて。一緒に選ぶのを手伝わせて!」と言ってデートを提案するのです。
彼とまったり過ごしながら「こっちの色の方が似合いそう」「そう?じゃあ、試してみようかな」なんて会話が弾むかもしれません。
3. 経験や体験を贈る
また、物欲が無い彼には、「経験」や「時間」を大切にする傾向がありませんか?
もしそうなら、例えば、一緒に楽しめる食事券や、彼の好きなアーティストのコンサートチケットなど、特別な経験と時間をプレゼントしてみるのはいかがでしょう。
心理的には、物を得ることの満足感よりも、記憶に残る瞬間のほうが、彼にとってずっと大切なものなのかもしれません。
4. 使い慣れたアイテムを少しアップグレード
もしどうしても物を贈りたいなら、彼が普段使っている財布やバッグを質の良い、または機能性を高めたバージョンにするなどが考えられます。
彼がよく使う物を、ちょっとアップグレードして贈るのです。
例えば、上質のキーフォルダーや名刺入れ、シンプルで使いやすいバッグなど、普段の生活に役立つアイテムが良いでしょう。
ただ、こうした物にも、彼の見えないこだわりが潜んでいる恐れがあるなら、タオルやスリッパなど、普段使いの「消耗品」のアップグレードがおすすめです。
物に対するこだわりが薄い彼でも、これならスムーズにプラスアルファの楽しみを感じてくれるかもしれません。
友人や知人へのプレゼント(付き合い始めて間もない彼にも)
定番のちょっと贅沢なものを
前述したように、日常で使える消耗品を少しグレードアップしたものを選ぶのはおすすめです。
例えば、話題のスイーツ、名店のコーヒー豆、リッチな入浴剤など、普段よりちょっと贅沢なものを選んで贈りましょう。
こういったアイテムは「ちょっとした特別感」があるので、物そのものに執着がない相手であっても、その気遣いが伝わりやすいでしょう。
思いやストーリーを添える
プレゼントを渡すときには、ちょっとした思いやストーリーを添えることが、ポイントです。
「先日テレビで話題になっていたスイーツ、取り寄せてみました。ぜひ召し上がってください!」
「最近お疲れのようだったから、これでちょっとリフレッシュしてもらえたらいいなと思って、入浴剤をお贈りします」
といった一言を添えることとで、贈り物が特別なものになります。
つまり、単なる定番の消耗品を贈るのではなく、そこに込めた思いを言葉にして、「特別」のプレゼントにするのです。
直接伝えにくいなら、カードを添えたり、ラインなどでメッセージを伝えてもよいでしょう。
例えば、彼にお取り寄せの食品を贈るなら
「いつか一緒に全種類食べ比べしてみたいな」
「本店で出来立てを味わいたいから、行ってみない?」
という提案など、二人のこれからをイメージできるメッセージもおすすめです。
そうして次第次第に相手の趣味嗜好やライフスタイルを知っていけば、いつかは「ぴったりのもの」を贈ることもできるかもしれません。
体験をプレゼントする
物よりも体験に価値を見出す人には、体験をプレゼントするのがピッタリです。
例えば、マッサージやエステのチケット、特別な日のディナーチケットなど、日常をちょっと彩るような体験は喜ばれやすいです。
こうしたプレゼントは物が残らなくても、楽しい思い出やリフレッシュ感を提供できるのが魅力です。
ただ、「体験」の贈り物は、「時間」を奪うことになる恐れがありますのでその点にはご注意ください。
【まとめ】欲しいものがないなら
「欲しい物がない」という気持ちは、心の状態やライフスタイルが変わったサインかもしれません。
時にはそんなサインを受け止めて、心の疲れを癒したり、暮らしに楽しみをプラスすることが、私達の幸福を深めるきっかけになりそうです。
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