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市民が政治を動かす時代のおすすめノウハウ|コンビニに学ぶ“ボトムアップ”の力

今回のご質問はこちらです。

移民問題、メガソーラー、水源買占め、裏金スキャンダル、外交への不信感、食品の値上がり、増税、低賃金――

国会議員は、いったい、これまで何をしていたんでしょう。
怒りはもう、マックスです。

でも、私たちにいったい何ができるのか……
声をあげても変わらない気がして。

 

実は、政治の世界も、「コンビニ」と同じように変わりつつあるんです。

この記事では、私たちがどんな形で“国を動かす一員”になれるのかを、コンビニをヒントに考えていきます。

 

筆者プロフィール

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コンビニに学ぶ、政治のヒント

かつては、メーカーが価格を決め、販売店はその通りに売る時代がありました。

けれど今は違います。

たとえば、「お客さまの声」をいちばんよく知るコンビニは、メーカーの動きを左右する存在です。

 

人気商品がすぐに改良されたり、地域限定メニューが生まれたりするのも、すべて現場の声が上に届く仕組みがあるからです。

 

 

政治も、本来は同じはずでしょう。

国会の使命は、「国民の声に応えること」

国民の、不安や不満を解消し、期待に応えていく仕組みをつくることのはず。

 

ところが現実には、国会議員の一部が、国民や地方の意見よりも、党内の力関係や利害調整を優先して国の方向を決めている——

私たちには、この実態が見えてきたのではないでしょうか。

 

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地方から変える、政治の流れ

実は、地方に暮らしている多くの議員も、同様のことを感じています。

 

「党の、見えないところで決まったことに、あとから従わされる」

「いつのまにか国会議員のほうで決まっている」

 

そんな閉塞感を抱える地方議員——県議会議員や市議会議員たちは少なくありません。

 

考えてみると、地方議員は、全国いたるところで活動しており、私たちにとってもっとも身近な政治的存在です。

 

地元で暮らしていない国会議員と違い、私たちの感じていることを、ずっと理解しやすい環境にいるのです。

 

だからこそ、「地方議員から国会議員へ声を積み上げる、ボトムアップ」こそ、これからの政治に欠かせない流れと言えるでしょう。

 

 

実は、地方議員同士のネットワーク、特に選挙区を超えた横のつながりは、実際にはあまり機能していません。

ましてや都道府県を超えたつながりはとても乏しいのです。

 

地方議員は、政党内での強固なピラミッド構造で、一部の国会議員の支配下に置かれていると言っても過言でないでしょう。

 

地方議員は、本来、地域の声を直接拾い上げる“現場の最前線”。

けれど、上の意向を優先せざるを得ない仕組みの中で、国民の声が国政に届かなくなっているのが現実です。

 

だからこそ、地方からのボトムアップの流れが必要なのです。

 

地方議員同士のネットワークを強化し、地域の課題や市民の声を共有・発信することで、「国会議員が国民を見ていない」現状を、静かに、しかし確実に変えていくことにつながるはずです。

 

声を「届ける」にはコツがある

とはいえ、「私に何ができるの?」と思う人も多いはず。

ここからは、市議会や県議会などの地方方議員に働きかける【現実的な方法】として、ポイントを4つ、ご紹介します。

 

①要望や疑問は「書面」にまとめる。
口頭よりも、文字で残すほうが確実に伝わります。
②署名や賛同リストを添えて、“地元の声”にする。
個人ではなく、地域の代表意見として扱われやすくなります。
③地方議員の誰に渡したかをSNSなどで「見える化」する。
公開することで、議員も動きやすくなります。
④複数人で届ける。
グループで対面し、手渡しするのがベスト、より強い説得力が生まれます。

 

こうした動きを、地方議員は軽んじることができません。

 

むしろ、「地元でこんな声があがっている」と国会に届けたいと願っていた地方議員はいるはずです。

そんな議員を見つけることができれば、渡りに船となるでしょう。

 

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ボトムアップの力が、社会を動かす

一人の声は小さくても、集まれば大きな力になります。

 

コンビニが変わったのは、消費者の声を集める仕組みをととのえたから。

政治も同じように、国民の声が積み重なれば、国の動きを変えることができるのです。

 

国会議員が、国民のほうを見ていない――

この現実がわかる時代になったからこそ、私たちが“見せていく”番なのです。

地域に目を向け、手の届く範囲で声を届ける。

その積み重ねが、国の未来を少しずつ動かしていくでしょう。

結びに

ボトムアップの政治とは、「誰かに任せる政治」ではなく、「私たち一人ひとりが関わる政治」です。

 

完璧でなくていい。

専門家でなくてもいい。

 

自分の生活から感じたことを、言葉にして届ける。

その一歩が、きっと政治を変える力になるでしょう。

 

そんな未来を信じて、私たち国民が、地元から、新しい政治の形をみつけていきたいものです。

 


 

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