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批判ばかりする人は優秀?その理由と上手な付き合い方、自分が批判的にならないための工夫も

今回のご相談はこちらです。

 

職場に批判ばかりする上司がいます。確かに優秀と評判なのですが…

「職場に批判ばかりする人がいて困る」という声は、私のカウンセリングや人材育成の現場でもよく伺ってきました。

批判的な人は上司とは限らず、ある相談者は「同僚だけれど、いつも批判的で、周りが萎縮してしまう」と悩んでいたことも…。

そこで、この記事では、なぜ「批判ばかりする人」が優秀とされるのか、彼らとうまく付き合うための実践的な方法、さらに自分が批判的になりすぎないための心がけについてお話しします。

※本記事は、筆者の人材育成やカウンセリングの経験をもとにまとめています。

批判ばかりする人が「優秀」とされる理由

批判的な視点を持つ人が「優秀」と見なされる背景には、鋭い観察力や問題解決に対する意識の高さがあります。

その人の意見は、時に職場にとってとても有益ですが、言い方や頻度によっては、周囲に悪い影響を与えることもあります。

まずは、批判ばかりする人がなぜ「優秀」と評価されるのかを、人材育成の観点から紐解いてみます。

批判ばかりする人の観察力と分析力

批判が多い人は、小さな変化や、ミス、改善点に非常に敏感です。

そのような人は、人が見逃しがちな部分にも気づく力があるため、異変や問題点を早期に発見することができるのです。

仕事の現場では、その指摘が大きなリスク回避や改善につながることもありますよね。

 

もし「なぜいつも批判ばかりするのだろう」と感じたら、それはその人の経験と見識による、高い観察力によるものかもしれないのです。

批判の根底にある「より良くしたい」気持ち

批判を重ねる背景には、現状をさらに良くしたいという強い向上心はあるでしょう。

批判の指摘は、ただ相手を否定するためのものではなく、改善を目指しているため、周囲からは「熱心だ」「頼りになる」と感じられることも多いのです。

それが「優秀」という評価につながるのでしょうね。

 

批判が多い人は、時に、厳しい意見を述べることで周囲を引き締め、チームの目標達成に貢献することもありませんか?

リーダーシップの一つとしてみなされることも生じているはずです。

 

YURI
‥・でも、納得いかないんですよね、批判ばかりする人って、場の空気を悪くしてるし…
CHIKAKO
では次に、そんな人との付き合い方についてお伝えします。

批判ばかりする人がどんなに優秀でも、付き合いにくい?

とはいえ、批判ばかりする人がそばにいると、どうしても空気が重くなりがちですよね。

ここでは、批判的な人と上手に付き合うための工夫と、自分が批判的にならないための心がけについてご紹介します。

批判ばかりする人との上手な付き合い方

意見の意図を理解して必要な部分を受け取る

批判ばかりする人の意見には「プラス」となる情報が多く含まれていることが少なくありません。

何を改善しようとしているのか、その意図を理解するよう努め、必要な情報だけを参考にすることで、気持ちが楽になりますよ。

適度な距離感を持つ

批判的な態度にストレスを感じたら、必要な仕事だけの関わりにとどめるのも大切です。

距離を置くことで、自分の心の平穏も保てるでしょう。

あいづちを使って受け流す

批判的な意見が続くときは、「そういう考え方もあるんですね」とあいづちを打つだけで受け流すことも一つの方法です。

相手の意見を否定せず、軽く受け止めることで、気持ちに負担がかかりにくくなります。

特に感情的な批判になっているときは、相手の気持ちに巻き込まれないようにしましょう。

 

YURI
私自身も、イライラして、批判的ばかりしたくなる時もあります。
CHIKAKO
では、自分が批判的になりそうになったときの心がけもご紹介します。

自分が批判的にならないための心がけ

自分が批判的になり過ぎないようにするには、こんな考え方をおすすめします。

否定的な思考が心に影響を与える

批判ばかりしていると、日々の出来事のすべてを「何かが足りない」「もっと良くできるはずだ」といった否定的な視点で捉えることが多くなっているものです。

この視点は、他人への批判だったつもりでも、最終的には自分の心に影響を及ぼしてしまうんです。

いつの間にか、自分に対しても「あれはダメだ」「ここもよくない」「もっとこうするべきだった」と思い続けてしまい、心がネガティブな感情で満たされていくのです。

良い面に目を向ける

批判が多いときはどうしても欠点に注目しがちですが、意識して良い面を探すと、ポジティブな気持ちが増えていきますよ。

他の人のことも、自分のことも、素晴らしいところを見つけることで、心が明るくなっていくんですね。

自分を労わる

批判ばかりしてしまう人は、往々にして自分に対しても厳しいことが多いんです。

ですから、時には「よく頑張っている」と自分をいたわってみてください。

心に余裕が生まれると、他人に対しても柔らかく接することができるようになりますよ。

まとめ

批判的な視点は、成長や改善に役立つ反面、周囲との関係にネガティブな影響を与えることも…。

批判ばかりする人がどんなに優秀でも、その人との関わりは、ちょっとした配慮が大切です。

適度に距離を保ち、必要な情報だけ受け取ることで、上手に付き合っていくことができるでしょう。

 

もし自分自身が批判的になりそうになったら、ちょっと気持ちを切り替えてみて下さいね。

その人が持つ魅力に目を向けて観察するほうが、人生はずっと面白くなりますよ。

 

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