今回のご質問はこちらです。
進路や恋愛のことはもちろん、
やることなすこと、
全部ダメだったような気がします。
後悔しないで生きる方法はありますか?
「人生、後悔ばかり」
と思ってしまうことって、
意外と多くの人が
経験しているのではないでしょうか。
でも、ほんの少し
考え方を変えるだけで、
毎日の景色が違って見えてきます。
この記事では、
後悔を乗り越えて
前に進むためのヒントをお届けします。
- 本シリーズについて
- これまで様々な方からお悩みやご質問をお寄せいただいてきました。個人が特定されないように、また、できるだけ公約数的なことをお伝えできるように工夫を加えてみました。ご参考になりましたら幸いです。
◆相談相手としてのこれまでの立場:人材育成コンサルタント、産業カウンセラー、異業種の女性ネットワーク組織の運営者、地方暮らしの議員の妻など
後悔ばかりの人生をどう変える?
後悔しないで生きる方法はありますか?
後悔を完全になくすのは、
難しいかもしれません。
でも、後悔と上手に付き合ったり、
少しずつ
減らしていくことはできるんですよ。
身近な例として
こんなことってありませんか?
お昼に「うどん」を選んだのに、
隣の人が食べている「そば」が
美味しそうに見えて、
「しまった、そばにすればよかったな」
なんて思うこと。
私なんてしょっちゅうです(笑)
でも、自分の選択を悔やむ前に、
こう考えてみてください。
「うどんも美味しかったよね?」と。
たとえ美味しくなかったとしても
「お腹がふくれて元気がでた」
「久しぶりにうどんを食べられた」
「丁度良い温かさだった」
といった具合に、
うどんを選んでよかったと思う点を
心のなかでリストアップしてみるのです。
自分が選択したものに注目して
その良いところを探す。
これだけで、
後悔する気持ちがぐっと減ります。
人生の選択に後悔したら?
人生には
大きな分かれ道がありますね。
進学や就職、恋愛や結婚など、
どれも大切な選択です。
「あのとき別の選択をしていれば、
もっと幸せだったのに」
と思うことがあるかもしれません。
でも、それって本当にそうでしょうか?
例えば、
志望校Aではなく、
Bに進学したとします。
その結果、
「志望校Aに進んでいたら、
その後の就職も結婚も
もっと幸せだったかも……」
と考えてしまうこともあるでしょう。
でも、ちょっと想像してみてください。
もしも志望校Aに進んで
今とは違う人生を歩んでいたら、
今とは違うリスクが
あったかかもしれないのです。
・思わぬトラブルに巻き込まれていたかもしれない
・人生に挫折したかもしれない
人生は「塞翁が馬」(さいおうがうま)
人生は「塞翁が馬」です。
馬に逃げられ不運だと思っていたら、
その馬が別の馬を連れて戻った。
それを幸運と思っていたら、
その馬で息子が落馬してけがをする。
けがを不運だと思ったら、
そのけがで、
息子は戦争を免れることになった…
この話が教えてくれるのは、
目の前の出来事が幸運か不運かは、
簡単には分からないということでしょう。
私たちの人生も
あの日の選択が
幸運だったのか不運だったのか、
その最終結果は、
まだ出ていないのです。
後悔ばかりする人の心理
後悔しやすい人は、
「隣の芝生は青い」という心理が
働いていることが多いんです。
自分が選ばなかったものを美化し、
選んだものの良さに気づかない。
そんな「ないものねだり」の気持ちが、
後悔を増幅させる原因になっています。
先ほどのうどんの例でも、
「そばにすればよかった」
「そばのほうが健康的だったかも」と、
後悔を次々と並べてしまうことが、
その典型的なパターンです。
このような心のクセに気づかずにいると、
知らないうちに
「自分は選択を間違えてばかり」と
感じるようになり、
自信を失ってしまいます。
でも、このクセに気づいて、
少しずつ改善していけば、
後悔を減らすことはできますね。
後悔を減らすための心の切り替え
まずは、後悔しやすい
自分の心のクセに気づくことが大切。
気がついたら、次は、
気持ちをさっと切り替えることです。
「あ、また後悔している!」
と気がついたら
こんなことを試してみて下さい。
・その場から席を立つ
・背筋を伸ばして深呼吸する
・作り笑いでもいいので、ニッコリ笑う
これだけでOK!
驚くほど気分が変わります。
さらに、自分の選んだものの
良いところを見つけてみましょう。
うどんのことなら、
「うどんの出汁が美味しかった」
「温かくて元気が出た」
などで十分。
どんな小さなことでもいいんです。
最初は難しくても
だんだんできるようになりますよ。
こうして良いところに注目する
練習を重ねることで、
心の中に「後悔」が
溜まりにくくなっていきます。
過去より未来を考える
「もっといい選択をすべきだった」
という後悔は、
「完璧でなければいけない」
というプレッシャーから
来ていることがあります。
でも、完璧な選択なんて
誰にもできません。
「もしも違う選択をしていたら」と
いくら過去を振り返っても、
現実は変わりませんよね。
それよりも、
「今の選択から何を学び、どう活かすか」
を考えるほうが、ずっと前向きです。
例えば、どうしても
自分の過去の選択が
間違っていたと思うなら
「それって成長のチャンスかも」
と考えてみませんか?
「この経験を活かして、
私はこれからどんな行動をとれば
もっと素敵になれるかな?」
そんなふうに前向きに切り替えると、
人生にプラスの循環が始まります。
後悔ばかりの人生とスピリチュアルな視点
「引き寄せ」を知って未来を変える
スピリチュアルな視点では、
私たちの感情や考え方が、
どんな未来を引き寄せるかを
決めていると言われていますね。
いわゆる「引き寄せ」です。
\「引き寄せ」の重要ポイント解説/
【引き寄せの法則】超簡単なやり方始め方!重要ポイントだけ【感謝が大切な理由】
たとえば、もしも、
今も、過去に対する後悔や不満を
抱き続けていると、
未来にも、
後悔や不満を感じる未来を
引き寄せてしまうということです。
一方で、過去の出来事に対して、
「この点は良かったな」と
少しでも喜んでみたり、
「大変だったけど、学びを得られた」
と感謝して、
今を過ごすとができたなら
喜びや感謝を感じる未来が
引き寄せられてくるということです。
どちらがいいでしょう?
答えは決まっていますよね。
変わらない過去を悩むより、
よい未来を引き寄せるために
「喜びや感謝」の気持ちで
過去をとらえ直してみませんか?
自分を許し励ます大切さ
最後に、もう一つ大切なこと。
「自分を許し励ますこと」も
忘れないでくださいね。
過去の選択に対して、
「あのときの私、頑張ってたよね」と
優しく声をかけてあげましょう。
これも「過去の自分」に
後悔し続けないということです。
少しでも自分を許し
「あれはあれで頑張ったよね」と
自分を励ましてあげて下さいね。
きっと前に進む力が湧いてきます。
まとめ
「後悔ばかりの人生」って、
この先の人生まで
「後悔ばかり」にしてしまう
直線コースです。
終わってしまった過去に
とらわれるのは、
いわばエネルギーの浪費です。
どうせエネルギーを注ぐなら
未来に注ぐほうが、
確実に幸せになれるのです。
「後悔ばかり」は、もう卒業して、
「いい面もあったよね」
「そこからこんなことが学べたよね」
と気づいて、
自分を元気にしていくことから
始めてみませんか?
あなたの未来が、
感謝と喜びに満ちたものになりますように。
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