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変わりたいけど変われない?そんな自分を確実に変えるためのファーストステップ

「変わりたいのに変われない」

もしそんな気持ちを抱えているなら、最初におすすめしたいことがあります。

 

それは、「自分の感情」に目を向けることです。

 

なぜなら、私たちの行動や結果を無意識に左右しているのは、実は心の中に潜む感情だからです。

 

では、なぜ「変わりたい」と思っても変われないのか、その理由から探っていきましょう。

なぜ「変わりたいけど変われない」の?

自分を縛る「無意識の習慣」

私たちの行動や思考の多くは、無意識のうちに繰り返されています。

この無意識のパターンを、この記事では「無意識の習慣」と呼ぶことにします。

 

たとえば、こんな経験はありませんか?

人間関係:なぜかいつも同じような問題が起きる
お金の管理:毎月お金が足りなくなってしまう
恋愛:似たようなパターンで関係が終わってしまう

 

これらは、無意識の習慣によって引き起こされている恐れは大です。

この習慣は、過去の経験や感情が繰り返し作り上げた思考や行動の癖のようなものです。

行動を変えるだけではうまくいかない理由

でも、こうした状況に陥ると、「もっと努力して行動を変えなきゃ!」と思いがちですよね。

でも実は、行動だけを変えようとしてもうまくいかないことが多いんですよ。

 

その理由は、行動の背後にある「感情」や「無意識」が変わっていないから。

だから、何度も挑戦してみても、同じ結果に戻ってしまう…。

 

これって、辛いですよね。

 

でも安心してください。

これを打破する方法があります。

それが、「感情に目を向けること」なんです。

感情に目を向けることが変化の第一歩

感情が考え方や行動を形作る

心理学では、「感情が先に生じて、その感情に基づいて考え方や行動が続く」と言われています。

 

例えば、こんな場面を想像してみてください。

街中で知人の異性を見かけたのに、その人がぷいと視線を外し、挨拶もせずに行ってしまった…。

こんなとき、あなたはどう感じますか?

「あれ? あの人、近視だったのかも」
「あの人は恥ずかしがり屋だなあ」
「私のことを意識してるみたい。もしかして、私に気があるのかも?」
「失礼な人だ! 次会ったら、私のほうから無視してやる!」

 

このように、同じ出来事に対する反応は人それぞれですね。

 

YURI
私、自分の反応が、普通だと思ってました。
CHIKAKO
自分が普通に反応していることが、意外と人とは違うんですね。

感情が先に生じる理由

なぜ、同じ出来事でも反応が違うのでしょうか?

その答えは、最初に感じる「感情の違い」にあります。

 

心理学では、感情は「瞬時」に、起きている出来事をどのように受け止めるかを決定すると考えられています。

そしてその後、その感情にふさわしい考えや行動が続くのです。

 

YURI
え、どういうことですか?
CHIKAKO
では詳しく見ていきましょう。

感情のメカニズムを説明する理論

情動先行仮説

感情は無意識のうちに生じる初期反応

例えば、挨拶を無視されたと感じたとき、「悲しみ」や「怒り」が湧き、その感情に合った解釈が後から続きます。

「失礼だ!」と思うのは、その怒りを説明するストーリーを作っているのです。

認知と感情の相互作用

感情は過去の経験や価値観に影響を受けます。

例えば、過去に無視された経験がある人は「また軽んじられた」と感じやすいでしょう。

一方、ポジティブな価値観を持つ人は「忙しかったのかな」と受け流すこともあるのです。

感情の自己正当化

感情が生じると、その感情を裏付けるように状況を解釈します。

例えば、「なんとなく不安だ」と感じると、「あの人は私を嫌っているのでは?」といった不安を支える考えが浮かぶというわけです。

繰り返されて強化される

感情が考えを生み出し、その考えがさらに感情を強めることもあるんですよ。

これが「感情と考えの循環」と呼ばれる現象です。

 

たとえば:

出来事:知人が挨拶せずに去る
感情:イライラする
考え:「失礼だ! 次は無視してやる!」
新しい感情:怒りがさらに増幅される

このように、感情と考えが相互作用することで、反応がどんどん強化されてしまうことがあるのです。

 

YURI
この反応パターンを、無自覚でしているってことなんですね…。
CHIKAKO
無自覚でしていることに気が付くと人生が変わりますよ。

感情の出発点:過去の経験と価値観

最初に沸き起こる感情はどこから来るのでしょうか?

その答えも、私たちが持つ過去の経験や価値観にあります。

私たちの感情は、過去の出来事やそれに基づいてつくられた思考のクセによって大きな影響を受けています。

心理学ではこれを「認知と感情の相互作用」と呼んでいます。

無意識の習慣として積み重なった価値観や記憶が、感情を生む土台となっているのです。

例えば、先ほどの例でいえば、

過去に無視された経験がある人
「また軽んじられた」と悲しみや怒りを感じやすくなります。
ポジティブな考えが習慣になっている人
「忙しかったのかな」と受け流し、特に感情が動かないこともあります。

こうした感情の出発点を理解することは、自分の無意識のパターンを解き明かす鍵になりますね。

感情がどこから来ているのかに気付くだけで、その感情に振り回されにくくなるのです。

感情に気付く練習をしてみよう

気付くだけで、感情は変わり始める

感情は、無意識に生じるものです。

でも、その感情に「気付く」だけで、少しずつ変わり始めますよ。

 

感情に気付く練習を続けていくと、自分の感情や行動を「俯瞰(ふかん)」する感覚も身についてきます。

 

YURI
俯瞰って、鳥が上空から見ているみたいな感じですよね?
CHIKAKO
そう! もう一人の自分が、自分を見ているイメージです。

たとえば

「あ、今私はイライラしているんだな」
「どうして私ったらこんなにイライラしているんだろう?」
「誰かに何かをされたわけじゃないな。自分が疲れているのかも」

 

こんな風に、自分の感情に気が付くと、それに振り回されず冷静に対処できるようになっていくのです。

無理に感情を変えなくてOK

ネガティブな感情に気付いても、それを無理に変える必要はありません。

 

YURI
暗い気持ちに気がついても、「明るくしなきゃ」と頑張らなくていいってことですか?
CHIKAKO
その通りです。自分の気持ちに気づいた途端、その気持ちが自然と収まることは多いのです。無理はしなくて大丈夫ですよ。

 

感情に気付くことで未来が変わる

「変わりたいけど変われない」と感じるとき、まずは自分の感情に目を向けてみることが大切です。

感情に気付き、その感情を受け入れることで、無意識の習慣から少しずつ解放されます。

 

繰り返しますが無理をする必要はありません。

抑え込んでしまうと、また「無自覚」に自分が反応してしまう事になりかねません。

 

少しずつ、自分の感情に耳を傾ける時間を増やしていくことで、確実に変化への一歩を踏み出すことができるのです。

感情を観察する習慣が自由を生む

自分の感情に気付き、その感情を受け入れることで、私たちは、それまで無意識だった習慣に気が付きます。

すると無意識に行っていたことを、意識的にコントロールしていくことができるのです。

「こう感じていたんだな」と自分を理解することで、感情に振り回されず、冷静に状況を見ることができるようになると、「では、どうしようか」と考える事ができますね。

日常の中で自分の感情を観察する習慣を少しずつ取り入れてみてください。

それが、新しい自分に変わる第一歩となりますよ。

 

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