40代は、セミリタイアを考え始める頃です。
仕事に追われる日々を、少し早めに卒業して、自分らしい人生を楽しみたい!と夢を膨らませている方も多いのではないでしょうか。
でも、実際にセミリタイアした後に「こんなはずじゃなかった…」ってなってしまうこともよくある話です。
今日は、そんな失敗例について、気をつけたいポイントやスピリチュアルアドバイスを添えてご紹介します。
内容
- セミリタイアの失敗例
- 自分らしいセミリタイアのヒント
- 前向きな未来を描くためのコツ
- セミリタイアとは何か
【セミリタイア】40代の失敗を未然に防ぐために
後悔しても、もう元には戻れない⁈
失敗例
Aさんは職場で一目置かれながらも、早めにセミリタイアを決断しました。
上司の無能さや後輩達の無遠慮さを感じ、仕事を続けることに不快感を募らせていたのです。これ以上、立場が悪くなる前にカッコよく去りたかったのかもしれません。
セミリタイア後は、起業などを模索したので思いがけない出費が重なって、貯金が急激に減少しました。また再びフルタイムで働こうと思っても、年齢やスキルのギャップでなかなか仕事が見つからず…結果、大変な思いをすることに。
ヒント
「今の職場が不愉快」「今の仕事に飽きた」「今の人間関係がイヤだ」など、セミリタイアする動機が「現状から逃れたい」という場合、失敗するリスクは高くなる傾向です。
セミリタイアする前に、この先のライフプランをしっかり持つことが大切でしょう。プランと言っても、資金計画のことだけではありません。
最も大切なのは、自分がこれからどのように生きていきたいのか、そのビジョンを描くことです。意外とこのビジョンを持っていない人が多いのです。
自分が「こうしたい」という気持ちが無いと、前に進むことは難しくなります。「現状がイヤだから逃れたい」という動機では、あっという間に力が尽きてしまうのです。
前向きな未来のビジョンを持ち、それを実現するための最初の一歩を考えることが、成功への確かな道筋です。
はい。残念ながら元には戻れません。ですが、だからと言って悲観することはありません。
失敗は、前に進むための知恵を与えてくれる大切な経験です。
エジソンは「私は失敗したことがない。ただ、1万通りのうまくいかない方法を見つけただけだ」と言っています。失敗を恐れず、それを次にどう活かすかが重要です。失敗を糧に、自分の未来をより良いものにしていきましょう。
スピリチュアルアドバイス
失敗した人こそが本当の成功を手に入れる。これは天の摂理です。
人は、失敗しない限り、ただ昨日の延長を生きてしまうことが多いのです。
昨日の延長ではない未来を創る覚悟ができるのは、失敗を経験した人だけです。今は失敗にしか見えないことの中から、教訓を探してみてください。失敗から得る教訓こそが、これからを導く成功の種になります。
今諦めないこと、今立ち止まったままでいないこと。しかし決して右往左往しないこと! そうすれば失敗は、決して失敗で終わりません。何を学ぶべきかと自分に問いかけてみてください。そうすれば、あなたがいくつであってもどんな環境であっても、前に進めるでしょう。
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したいことが見つからない
失敗例
Bさんは「自由な時間を満喫するぞ!」とセミリタイアしましたが、毎日やることがなくて結局時間を持て余すように…。気づいたら心も体もなんだか調子が悪くなってしまいました。
ヒント
これまで仕事に対して、「仕方なく働いてる」「仕事はしなくてはいけないからやっている」という気持ちが強かったのかもしれません。
けれど、実際にフルタイムの仕事から離れてみると「毎日することがある」「明日もなすべきことがある」というのは、とても幸せなことだったと気が付いたのでしょう。
実は、セミリタイアで生まれる時間で何がしたいのか、本当はよく分かっていなかったのかもしれません。仕事をセーブしたつもりが、生きがいも見失ってしまったのです。
また、何をするにもお金がかかるという現実に直面しているのかもしれません。「することをしていればお金になる」というこれまでの生活が懐かしくなっているとも言えるでしょう。
スピリチュアルアドバイス
これからの時代は、自分にあった生き方が大切だとよく言われます。では、自分にあった生き方とはなんでしょうか。せっかく生み出した時間ですもの。それをじっくり考えてみませんか。
セミリタイアまでしたのだからと、世間に認められるようなことをしようと思っていませんか。そうではなく、自分の心、自分の魂を見つめる機会にしてみましょう。
昔の人間関係が懐かしい
失敗例
Cさんは、「今思えば、仕事仲間が好きだった」と振り返ります。
セミリタイア後はいつの間にかその繋がりがなくなってしまいました。その結果、孤独感が増してしまい、メンタルがちょっと心配な状態に。
ヒント
長く続けてきた仕事を辞めると、どうしても社会的な繋がりが薄くなりがちです。セミリタイア後も人との繋がりを維持するために、新たな活動も視野に入れて見て下さい。
趣味のサークルや地域活動もよいでしょう。また、家族や友人とのコミュニケーションを意識して続けることも大切です。
スピリチュアルアドバイス
人間関係にも賞味期限があります。かつての仲間との縁を懐かしむばかりでは、新たな出会いも生まれません。
縁を呼び込むために、これまでとはちょっと違う事をしてみましょう。ヘアスタイルを変えたり、いつもの道をやめて寄り道したりと、ちょっとした変化を心がけてみてください。
普段食べないものや苦手なものを食べるチャレンジは、その気持ちが弾みとなってきっとプラスになりますよ。自分を変化させていくことで、新しい人間関係も生まれます。
親孝行していたら自分の老後が心配に
失敗例
Dさんは、セミリタイア後、親孝行を心がけました。衰えが気になる親の世話をするために時間を割くようにしたのです。
親やきょうだいはDさんのことを、「仕事は大丈夫なのか」と気にかけていたようですが、実際、助かっていたこともあり強くは言いませんでした。
ただ、Dさんの貯金は少しずつ減ってしまい、仕事に本腰を入れないまま年月が経ってしまい、自分の老後が心配な状態です。
ヒント
親孝行をするのは素晴らしいことです。でも、セミリタイアをきっかけに経済的自立を軽んじているとしたら、見直す必要があるかもしれません。
一番の親孝行は、親がいなくなった後も自立して生きていける自分をつくることです。親にとって、自分がいなくなった後、自立していない子どもを残すことほど心残りになることはないでしょう。
親が喜ぶから善いことをしているつもりでも、Dさんが本当に自立していなければ、それは親にとって心配の種になってしまうこともあるのです。
スピリチュアルアドバイス
自立とは、一人でなんでもこなすことではありません。むしろ、他の人の助けを素直に借りることができる、これが本当の意味での自立です。
親が元気なうちに、自立している姿を見せることが、本当の親孝行になるのです。もっと言うなら、自立しようと頑張っている姿を見せるだけでも、親は安心し、心穏やかに過ごせるようになります。
親に頼るのではなく、自分の力で、相談先や協力者を探すことから始めましょう。
失敗したくない40代のセミリタイア
改めて、そもそもセミリタイアって具体的にはどんなものなのか、ご説明しましょう。
セミリタイアとは?
セミリタイアとは、完全に仕事を辞めるのではなく、働き方を部分的にリタイアして、自由な時間を増やすライフスタイルのことです。
例えば、週に数日だけ働いたり、フリーランスとしてプロジェクトベースで仕事をしたり、あるいはパートタイムの仕事に切り替えたりすることが考えられます。
「仕事を完全にやめるのはまだ早いけど、もっと自分の時間を持ちたい」と思っている40代の方にとって、セミリタイアはとても魅力的な選択肢です。
セミリタイアの魅力
セミリタイアの最大の魅力は、自由な時間が増えることです。
仕事に追われていた日常から少し解放され、家族との時間を増やしたり、趣味に没頭したり、旅行に出かけたりと、自分のペースで生活を楽しむことができます。
また、ストレスを軽減できるのも大きなポイントです。
フルタイムの仕事に比べて、責任やプレッシャーが少なくなることで、心身ともに健康的な生活が送れる可能性が高まります。
そして、完全リタイアに向けた段階的な準備としてもセミリタイアは有効です。
いきなり仕事を辞めるのではなく、徐々に働く時間を減らすことで、リタイア後の生活へのスムーズな移行が可能になります。
【まとめ】40代のセミリタイアを失敗させないために
セミリタイアは、これからの人生をより自分らしく過ごすための素敵な選択肢です。ただ、準備や計画があると、よりスムーズに新しい生活を始められると思います。自分のペースで、自分らしい未来を描きながら進んでいきましょう。
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