50代に差し掛かる頃は、多くの人が、人生で一番辛い年齢だと感じていると言われています。この時期は人生の転換期のため、行き詰まりを感じたり、終わった感が生じるのです。
記事内容
- 独身であることやキャリアの停滞がもたらす不安
- 後悔ばかりの50代女性
- 50代からの男性の新しい生き方
- 人生に行き詰まり、終わった感があるなら
- 生きていく自信がない理由
- 失敗や後悔ばかりで手遅れと感じる背景
- 人生で一番辛い年齢とは
- 人生でやってはいけない失敗とは
- 50歳を過ぎたらやめるべきことは
50代ともなると、女性も男性も、また、独身でも既婚者でも、生きていく自信がない、疲れたという感情に直面しているのではないでしょうか。近頃、後悔ばかりしていると感じることもあるでしょう。けれど、このタイミングは、実は新たなスタートを切るチャンスでもあるのです。
この記事では、50代が直面するこれらの課題への向き合い方や、新しい可能性をどのように探求できるかをご紹介します。
※ 本記事は、別のサイトで掲載していたものをリライトし再掲載しています。
【疲れた人生】50 代からの再活性化戦略
50代で感じる「疲れ」を老化現象と片づけてしまうのは、まだまだ早すぎます。これまでの習慣や生活スタイルが積み重なった、現時点の現象にすぎません。ですから、黄色信号が灯ったと心得て、今こそ生活をリフレッシュさせていきませんか。
そのためには、「変化」を取り入れることをおすすめします。小さな変化で日々を彩ってみてはいかがでしょう。これは精神的な若返りにもつながり、日々の活動に新たな意味をもたらすはずです。
また、人とのおつきあいを減らさないようにすることも心がけておきましょう。職業人生の終わりがそのまま人間関係の終わりになる人はとても多く、そのことでダメージを受ける人が多いからです。もちろん、人間関係を整理していくことも大切です。要は、自分に合った人間関係はどんなものなのかを考え、そのための行動を、今から少しずつ初めていくことをおすすめします。
新しい友人を作ることや、地域のコミュニティに参加することは、孤独感を減らし、人生に対する新たな魅力を発見できる近道です。これまでの人間関係を再点検し、これからも支え合える関係を育むことで、精神的安定をもたらすことにもつながります。
ただし、支え合える人間関係と言うのは、支えてもらうことを期待した関係のことではありません。むしろ誰かを支えてあげられる人が、結果的に誰かに支えてもらえる人になるのです。してもらえるようになるためには、してあげられる何かを身につけましょう。
特別なスキルや経験が無くても、自分の得意なことで、人の役に立つことはきっと見つかるはずです。あなたの笑顔で周りの人を勇気づけてさしあげることや、自分の失敗経験を活かして誰かの痛みに寄り添うことも、「してあげられる」ことの一つです。
生きていく自信 がない50代の心理
50代で自信を失うというのは、その原因は深刻なことが多いものです。今さら変えようのない、経済環境、キャリアや社会的立場、家庭環境、健康状態などが、現実に突きつけられているからです。
そのことをいくら悔やんでも、あるいは自分や周囲の人を責めても、簡単に事態は変わりません。そうであるなら、今、一番大切なことは、心の平和を取り戻すことではないでしょうか。自信が無いなら自信を取り戻すことから始めましょう。
実は、経済環境、キャリアや社会的立場、家庭環境、健康状態などが悪いから、自信を無くしたとは言い切れないのです。物事に対する本質的なとらえ方、考え方が、自分を苦しめているだけというケースは、とても多いのです。
それに気が付くためには、具体的に行動を変えることがとても効果的です。たとえば日記をつけることから始めてみませんか。自分の感情や日々の出来事を書き留めることで、思いが整理され、自分にとって自信をなくす本当の原因が何であるかが次第に明確になっていきます。
何が問題なのかがわかれば、問題の大半は解決できると言われています。これは裏を返せば、得体のしれない不安や焦燥感に、多くの人は振り回されているという事実を示しています。急がば回れの精神で、丁寧に自分に向き合ってみることをおすすめします。
もちろん、プロのカウンセリングを受けることも一つの選択肢です。専門のカウンセラーとの対話を通じて、自己の内面を探り、解決策を見つける手助けをしてもらえます。これにより、自分自身と向き合う時間を持つことができ、問題の根底にある要因を理解する手助けとなるでしょう。
人生で一 番辛い年齢は?
ところで、人生で一番辛い年齢とは、いったいいくつなのでしょうか。参考となる研究をご紹介します。2020年1月13日に発表されたものです。
一生のうちで最も惨めな時はいつ? 米ダートマス大学のデービッド・ブランチフラワー教授(経済学)によれば、それは47.2歳らしい。
ブランチフラワーは1月、132カ国からデータを集めた年齢と幸福感に関する研究を発表。年齢を横軸、幸福度を縦軸にグラフを描くと、幸福度は中年期にかけて緩やかに下降し、その後上昇してU字曲線の「ハピネス・カーブ」を形作ると言われるが、 先進諸国ではカーブが最も落ち込むのが47・2歳だったという。
引用元:ニューズウィーク日本版
つまり、およそ50歳、いわゆるアラフィフ(around fiftyの略)に、人生で最も不幸を感じる人が多くなると言えるのです。50代を迎えるころは多くの人にとって転換期だからでしょう。
転換期といわれる理由には、この年代になると、キャリア、家族、健康の面で大きな変化が生じやすいことが挙げられます。
例えば、子供たちが進学や就職などで家を出ていくことや、定年退職が近づくなどの生活の変化は、孤独感や不安を引き起こしてしまうのです。
親や親戚、恩師、恩人など、年長の人が何人も亡くなり、同世代からもぽつりぽつりと訃報が聞こえてくるのも影響しているでしょう。
また、この年代では健康問題も表面化しやすく、以前のようには無理がきかなくなったり、健康診断で問題を指摘されたりすることも増えてきますね。
50代で「もう手遅れだ」と感じているとしたら、それは大きな間違いです。人生に手遅れということはありません。これは先人たちがいくらでも証明してくれています。
遅いスタートでも成功した例:カーネルおじさんや若宮さん
【まとめ】人生失敗!手遅れと感じる50代
50代で感じる「手遅れ」という感覚は、多くの人が感じるもののようです。ただそれは決して終わりの合図ではありません。
今からでも決して遅くはありません。新たな一歩を踏み出し、あなたの人生を再スタートする機会にできるのです。たとえ今が苦しくても、これからの選択が未来を変えていけることをどうぞ忘れないでください。
現状を受け入れた分、新たな未来を築く道が拓けます。それができるのは、まさに今かもしれません。
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