見通しの立たない時代となりました。
ニュースを見ていても、不安が募るばかり。
こんなときは「不安」をかき消して、
もっと前向きに! なんて無理むり。
むしろ「不安」から生じる力を活かしてみませんか。
こんな方にも
- ニュースなど見ているとこの先が心配になる
- コロナや災害、紛争など、不安だ
目次から、お好きなところをクリックしてご覧いただけます。
世の中は不安をあおる情報でいっぱい
ここ最近のニュース、キーワードはこんな感じ。
尖閣周辺、中国船、ロックダウン、
ロシア、インフレ、
電気料金値上げ、サル痘・・・
地震だって怪しいし、
主婦としては野菜の高騰が気になるし。
いつまで続くんだろう。
玉ねぎ、ジャガイモ、
まだまだ高いですよね。
(いきなり生活感満載)
ニュースを見てるだけで、
世の中、どうなっちゃったんだろ、
って、心がざわつきます。
不安なときに高まる能力
不安があると
ちっちゃいことに目が行きがちで
だからますます暗くなったりもするわけですが
でもそれって
注意力と分析力が
高まっている状態なんだそう。
注意力と分析力が高まる。
うーん、いいですねえ。
勉強したり、準備したり
入念に計画を立てたり、
数字を合わせるような
キチンとした仕事なんかも
(あーもう、苦手な事ばっかり)
不安なときは
結果を出しやすいんですって。
濡れぬ先の傘
この言葉は、
雨に濡れるなど、
不都合なことが起きる前に、
前もって準備をしておくことのたとえです。
前もって「悪い事態」を予測して
その手立てを考え
準備しておくという意味ですね。
ニュースから予測できる「悪い事態」とは、
こんなところでしょうか。
物流が滞る、物価の高騰 、物品の不足
不況、経済の行き詰まり
地震、災害、紛争、戦争
疫病、健康被害
あらまあ、
ますます不安な言葉が並びましたが
「不安」という感情を活かして
注意力と分析力が高まるのなら、
まさにその力で備えをしておきましょうか。
「悪い事態」を想定して備えておく
「濡れぬ先の傘」というのは、
たとえばお出かけするなら
万が一の雨に備えて
傘を持っていくことでしょう。
傘を持っているのですから
出かけている間中、
「いつ雨が降ってくるだろうか」
「どこで、降るだろうか」
「どしゃぶりになったらどうしよう」なんて
いちいち心配しませんよね。
傘の用意をしたら、安心して
雨のことも傘のことも
忘れてしまえるのです。
世界がいろいろ変化していますから
「災害時の備え」はあらゆる備えの参考になります。
備えは「濡れぬ先の傘」ですから
用意しておけば安心です。
「首相官邸ホームページ」に
食べ物や飲物の備蓄の目安や、
ハザードマップなどの関連情報が
まとまっていました。
ご参考までに。
大切なことは「これで安心」と思うこと
万が一を考え、備えようとすると
きりがなくなってしまう方もいらっしゃるようです。
でも家中を
備蓄品置き場にするわけにもいきませんし。
どこかで「これでよし」としたいもの。
大切なことは「不安」に区切りをつけて
「これで安心」と思うことです。
万が一のとき、
電気や水道などのライフラインが復旧するには
3日かかるといわれていますので、
3日分用意できたら「まずはひと安心」なのです。
お水なら、3日で、一人10リットルが目安です。
2リットルペットボトルが5本ですね。
飲むだけならこんなに要らないと
思うかもしれませんが
尿や汗、呼吸で、
このくらいは出ていくそうですよ。
私にはこれが美味しいです。
万が一の時には、
おいしい水が飲みたくてとりよせました。
「立山の天然水 保存用/5年間」
それでも不安が消えない時は
たとえば備蓄なら
3日分用意しても、2週間分用意しても
1か月分用意しても、
まだまだ多いに越したことはない、と
不安が消えないような時は
世界と、歴史に
想像力を働かせることをおすすめします。
同じ人間が乗り越えてきた
危機や危険、苦難や労苦に
思いを馳せてみてください。
極端なことを想像してみる方が
わかりやすいかもしれません。
石器時代の人類は、
食料や水の備蓄なんて本当に夢だったはず。
でも現在私たちがいるということは
その時代を生き抜いてきた人々が
いたということでしょう。
人にはそもそも生き抜く力が備わっているのです。
戦中戦後の日本人は、
雑草まで食べる人がいたと言われています。
何があっても
生きようとする力があるからです。
そんな方々と比べれば
今日の社会がどれほど安心安全か。
ウイグル人だというだけで
生きながらに内臓を摘出される人
ユダヤ人だというだけで
身ぐるみはがされてガス室に送られた人
彼らのことを思えば
そんなことが現実だとは
信じられないくらい平和な日本。
大丈夫。
私たちは十分まもられています。
「濡れぬ先の傘」
万が一に、備えられるほど
私たちは恵まれている。
「不安」の力を活かして
備えることができる力があるのですもの。
あとは「安心」して、日々を過ごして。
そしてできれば
同じ人間が立ち向かってきた
危機や危険、苦難や労苦に
思いを馳せてみてください。