なぜ動かなかった⁈ 昭和のローカルCM|自作動画もどうぞご覧ください【紙芝居風コマーシャル】

1970年代から1980年代にかけて
資生堂やサントリーなど、
素敵なTVコマーシャルの全盛期。

なのになぜローカルCMは
あんなにダサかったのか
その理由をご説明してみます。

私は、1980年代に
ローカルコマーシャルを作る会社に
勤務していたのですが、
それは地方のテレビCMが

「動かない紙芝居風コマーシャルから
「動くコマーシャル」に
切り替わっていくときでもありました。

自作動画もご紹介しています。
衰えは隠せませんが
ご覧いただけましたら嬉しいです。

こんな方にも

  1. 昭和の動かないコマーシャルを覚えている
  2. 地元のコマーシャルはなぜダサいのかと思っていた



 

 

なぜローカルTVCMはあんなにもダサかったのか

1970年代は
全国の「地元」のTVコマーシャルと言えば、
紙芝居のように
動かない」ものが主流だったことを
覚えていらっしゃるでしょうか。

 

大手企業のコマーシャルは
もちろんその時代でも「動く」ものでしたから

それに比べて「地元」のコマーシャルは
なぜこんなにカッコ悪いのだろう、と

あの時代をご存知の方なら
お感じでしたよね。

これじゃあ宣伝にならない、
むしろイメージダウンじゃないか、と。

chikako
動かない紙芝居風コマーシャルの説明は下のほうにあります



 

 

コマーシャル制作には莫大なお金がかかった

当時、コマーシャル制作には
数千万から時には億を超える制作費
かかったと言われています。

そのため
「動くコマーシャルをつくれるのは
大手企業に限られていたのです。

何よりも、
全国の人に買ってもらいたい洗濯機と
地元の人しか利用しない料理旅館

宣伝にかけるお金が違うのは
当然といえば当然です。

その上、テレビ局には放送料も支払うのです。

ですから、地元の商圏しかないような
地元の企業は、
大金をかけてCMを作らない。

費用対効果の観点から
結果的に安く制作できるCMだけ
作られていたというわけです。

 

1980年代に、一気に「動く」TVコマーシャルになった背景

ところが、1980年代に、
安価な業務用ビデオカメラが登場し、
費用を抑えて「動くコマーシャル」が
作れるようになったとたん、

動かない紙芝居風コマーシャル」が姿を消し
動くコマーシャル」に代わっていきました。

コマーシャル制作が
手の届く金額で作れるなら、

そりゃあ、
動かない紙芝居風コマーシャル」よりも
動くコマーシャル」のほうがいい、
と、みんな思いますよね。

 

ソニーと東芝が競い合っていた

私がCM制作会社に入社した
1980年代初頭は
ビデオカメラは、ビデオデッキとは別で、
二つの重量物を持ち運ぶだけでも大変でした。
デッキは30キロちかくあったような・・。

カメラマンとそのアシスタントは
腰と肩をやられてしまう、
ましてや女性には重くて担げない
そんな環境でした。

(私、担ぎました…。そんな環境でした…。)

 

その後、カメラとデッキが一体化したり
画質がぐっと上がる
操作性も格段に向上するなど進化していきました。

うろ覚えですが、
コマーシャル業界で
画期的な革命、
安価なカメラと言われたものが
1千万円台
だったと思います。

安価でそれか、
と思ったものです。

当時はソニーと東芝が競い合っていました



 

でもこの技術革新のおかげで
地方のTVコマーシャルが「動く」ようになりました。

制作作業もアナログの手作業から
デジタル操作に変わっていったのを覚えています。

私がプランナーになりたての頃は
業務用ビデオカメラのテープを
手で切り貼りしてたんですよ。

 

もちろんそれは私ではなく
特別なスキルをもった
専任のスタッフの仕事でしたから

今日のYouTubeを見ていると
まさか、こんなにも多くの人が
動画制作で活躍する時代が来るなんて
当時は想像もしていなかったです。

 

1980年代は、何人ものスタッフが
何日もかけて行っていたことを
いまどきのユーチューバーさんなら
一人で数時間で行っているのだと思います。

今は、機材も編集ソフトもマイクも
あらゆるものが
安価で簡単になっていて驚きです。

 

 

自作動画をご紹介させてください「令和版、紙芝居風、動画?」

昔とった杵柄で、
私も動画作成にチャレンジしてみました。

私の仕事はあくまでプランナーでしたから
機械音痴の私にできるのかと思いましたが
好奇心が抑えきれず。

ところが、今は動画制作ソフトも
直観的に操作できるようになっているんですね。
本当に驚きました。

ナレーションも
久しぶりにチャレンジしましたので
衰えは隠せませんが、孫にはうけました。

 

私のナレーターとしての恩師は
お茶の水博士とベルクカッツェです。

※ 勝田久先生(アニメ「鉄腕アトム」お茶の水博士役)、
寺島幹夫先生(アニメ「ガッチャマン」ベルクカッツェ役)

お二人ともあちらに旅立っていらっしゃるので
「おい、もうちょっと練習してから出せよ」
とあの世から叱られそうです。

上の動画は、動画と言っても
静止画像にエフェクトを加えたものですので、
本当の動画制作はまだ未経験です。

 

動画編集、自宅で学べる環境まで整っているなんて。
すごい時代になったものです。



 

 

「動かない」紙芝居風のローカルコマーシャルとは

地方で流れていた昔のコマーシャル。
ご存知ない方のために、念のためご説明します。

たとえば旅館のコマーシャルであれば、
こんな画面構成です。

  1. 旅館の建物の写真
  2. 料理の写真
  3. 旅館名と電話番号の文字

本当に紙芝居状態。

写真がただ順々に、
テレビに映し出されるのです。

 

音声といえば
アナウンサーさんが
その紙芝居に合わせて
かしこまった声で
こんなメッセージを伝えるわけです。

「海の幸、山の幸がおいしい、旅館たてやま
電話番号は……」

 

そういえば、
テレビなのに紙芝居風、あったなあ
と思い出した方も
いらっしゃるのではないでしょうか。

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