占いの力をかりたい気持ちはあるけれど、
ホンモノなのか、ニセモノなのか、
ちょっと不安。
相談したつもりが、
悪影響を受けることになっては困ります。
ある有名占い団体の裏話もふまえて、
占いの、見わけ方や活用のしかたについて、
ポイントをご紹介します。
悩みがある上に、
さらなる不幸や不運に見舞われないためにも、
ご参考になれば幸いです。
こんな方に
- 占いに関心はあるけど、はまりたくない
- いい占い師にあたりたい
- 占いと上手につきあいたい
相談する側の準備が大切
まずは、危険回避について。
こんなときは占いに近づかないほうがよい
というケースからお伝えします。
- 「自分さえ、よくなればいい」という思いが強いとき
- 「自分なんて、どうせ幸福になれないから、占いで何とかしてほしい」という思いが強いとき
困っているから占いを頼りたいのでしょうが、
この思いが強いときは、ぐっとこらえて、
すぐに占いを頼らないことをおすすめします。
ちょっとした心構えをつくってから、
占いを活用すると、結果が違ってくるからです。
その理由をご説明する前に、
ある裏話をご紹介しましょう。
家族、カレシ、カノジョなども、はいるよ。
ある有名占い団体の関係者から聞いた裏話
とある有名占い団体の関係者から聞いたお話です。
そこでは、まず占い師が、
相談者の話を聞くことから始まります。
占いを受けたことが無い方でも、
なんとなく想像がつくシーンですよね。
占い師は、鑑定のためにその場を一旦離れて、
改めて相談者の前に現れ、指導が始まるそうです。
「あなたの場合は、〇〇が原因と思われるので、
あんなことやこんなことをしたほうがよい。
まずは〇万円で、〇〇をおすすめします。」
などと助言されるわけですね。
ポイントは
「占い師は、鑑定のためにその場を一旦離れて」
のところです。
この話を教えてくださった方によると
「奥に引っ込んで、本部と連絡してる」
とのことでした。
たとえば
「身内の遺産相続のもつれ。
どこそこに土地家屋をもっている70代の奥さん。
次回に10万は手堅い。
話にとりとめがないし相談相手がいないみたいだ。」
「だったら思い切って50からいけそうだな」
とこんな打ち合わせをしているのだと
話してくれました。
つまり、占い師は、身なりや話の内容から、
相談料をいくら引き出せるか、推測していたのです。
「人によって相談料がコロコロ変わる、
ビックリだよ」
とその人からは教えていただきました。
有名な団体ですから、当たるのかもしれません。
ただ、問題は、
人の悩みにつけこもうとするこの姿勢です。
なぜこんなことが起きるのか。
その原因がわかると、占いと上手につきあえますよ。
人と人との関係には、引き寄せ合う力がはたらく
人と人との関係には、
不思議な引き寄せの法則が働きます。
② 真逆関係
このどちらかで、
引き寄せ合うことが多いのです。
占い師と相談者も、
「似たものどうし」か
「真逆関係」で
縁がつながる可能性が高いでしょう。
似たものどうし「自分さえ、よくなればいい」
相談者が、自分の悩み解決に、
「自分さえ、よくなればいい」
という思いでいるなら、
占い師も、同様のタイプの人を
引き寄せることになってしまいます。
占い師も千差万別です。
占いの能力をもつからと言って、
人間性が優れているとは限りません。
占い師の能力は、
強さの度合いと、
質の違いがあるのです。
仮に強い力をもった占い師であったとしても、
質が悪くては、真の悩み解決にはつながりません。
つまり
「自分さえ、よくなればいい」
という相談者が、
「自分さえ、よくなればいい」
という考えの占い師の力を借りたところで、
真の悩み解決にはならないのです。
もしかしたら
いったん解決したかのように
見えることもあるでしょう。
でも結局はその場しのぎの
解決策だったといずれわかります。
悩みを真に解決したい、
幸運を招きたい、と求めるなら、
「自分さえ、よくなればいい」
という考えで、
占いの力を借りないようにしてください。
たとえば
「奥さんから略奪したい、
私こそが愛しているのだから、
奪い取ってもいいはずだ」
という相談者に力を貸してくれるのは、
同類の占い師でしょう。
自己中心的な考えに偏りやすい人どうしの
波長が引き寄せ合うので、たとえば
「私は占いでもうけてるんだ、私さえもうかればいい」
という考えの占い師に
引き寄せられるというわけです。
「奥さんから略奪したい、
私こそが愛している。
でも、愛する彼に幸せでいてほしい。
身を引くべきだろうか、
でもどうやって恋心を治めたらいいのだろうか。」
と悩むのであれば、その葛藤を理解してくれる
占い師に相談すべきでしょう。
そういう占い師にめぐり合えるよう、
自分の心を整えてから、相談しましょう。
「自分さえ、よくなればいい」ではなく、
「みんなにとってよい解決策にするには、
自分はどうしたらよいか」
という立ち位置に心を整える。
もう一歩踏み込んで
「みんなの真の幸福につながるなら、
自分は痛みを受け入れる」
という気持ちになる必要な場合もあるかもしれません。
本当の幸福を求めるなら、
占いも、他者への配慮をわすれず、
活用することをおすすめします。
占い師を見抜くには、自分の心を見抜くこと。
自己中心的になっていないかどうか点検すること。
似たものどうしが引き寄せ合う以上、
他の人への配慮を大切にする心を整えることが、
よい占い師を引き寄せる一番のコツです。
占い師をホンモノかニセモノかと疑う前に、
ゆっくり深呼吸でもして、
自分をよく観察する時間をもてるといいですね。
真逆関係「自分なんて、どうせ幸福になれないから、占いにすがりたい」
こちらは、真逆関係で引き寄せ合うことになります。
磁石のN極とS極は、
同じ磁力でありながら、方向性は真逆です。
相談者は、自分のことを
「どうせ幸福になれない」と思い込み、
「占いにすがりたい」と依存しているわけです。
これでは格好の餌食にされてもしかたがありません。
「私がいないと不幸が続くよ」
「なんとかしてあげられるのは私だけだよ」
という占い師が近づいてくることにも
なりかねないのです。
何か心のよりどころがほしくて、
まるで辺りのゴミまで
かき集めようとしているかのような、
不安でいっぱいの人の姿を想像してみてください。
そこに、グイ、と強力な磁石のように
「私に任せなさい」という力が働いたら・・・。
これまでの人間関係で築いた信頼できる人が
そうしてくれるのなら安心ですが、
どんな人物かもわからない占い師に、
グイ、と引っ張られたら。
やはり怖いですよね。
自分にふりかかった不幸や不運の意味
占いに頼りたいときは、
なんらかの不幸や不運に
見舞われた時が多いと思います。
そんなとき、多くの人は、
罰を受けているような気がするものです。
自分はこの不幸や不運がお似合いだと
考えてしまうのです。
自分は幸せになる価値が無いから、
こうなるのだと。
けれど不幸や不運は、
自分を磨く砥石(といし)だと
考えてみてはいかがでしょう。
身を削られるような
苦しみを味わっているけれど、
磨く価値がある宝石の原石だから、
磨かれていると考えてみるのです。
宝石の原石だと思えと言われても、
何の根拠も感じられない時もあるでしょう。
でも、現に今、生きている、
生かされていることそのものが、
どれほど価値あることか、
そこに目を向けていただきたいと思います。
今、ここに、自分がいる奇跡、
そこには親をはじめとする命の連鎖があり、
これまでの人生のさまざまな出来事や、
縁ある人々がいて、
はじめて
「今、ここに生きている自分」があるはずです。
どうみても不幸や不運にしか見えない悩みも、
何か意味があるのかもしれません。
「今は苦しいけれど、
私にはそれを乗り越えていく力があるはずだ。
そのヒントをいただきたい」いう思いで、
占いを活用するよう心を切り替えてみてください。
決して自分を粗末にしてはいけません。
お金をとるのはニセモノか
これはよく聞きますが、間違いですね。
どんなことでも、
よい活動を継続して行おうとすれば、
お金が必用なのはあたりまえだからです。
ですから、お金をとるからニセモノ、
お金をとらないからホンモノという見分け方は
あてはまりません。
その占い師が、
占いで生計を立てていないのであれば、
無料で相談に乗ってくれることもあるかもしれません。
ただ占いを本業として
「よい活動を継続していきたい」とする占い師なら、
相応の報酬をいただくシステムになっていて当然です。
むしろ気をつけなくてはならないのは、
支配欲の強い占い師でしょう。
お金という報酬がなくても、
自分のいうことを聞く相手が増えることが、
その人にとっての何よりの報酬となるのです。
「お金はいらない」と言って
過度なおせっかいをしてくる場合は、
どうぞお気をつけください。
相談者自身が「どのように努力したらよいか」を示せない占い師は怪しい
占い師に依存しないと、
相談者の悩みが解決しないかのようにふるまう
占い師はニセモノだということです。
「これを買えば救われます」
「わからなくてもいいから、こうしてみなさい」
こんな対応しかしないとすれば
「あなたの不幸を解決できるのは、占い師の私」
と言っているようなものです。
自分に依存させるような解決策しか
提示してこない場合は十分注意してください。
相談者自身が
何を、どのように、努力していけばよいのか、
その道筋を示してくれる力をもつ占い師に
相談すべきでしょう。
まとめ
占いに近づかないほうがよいケース
- 「自分さえ、よくなればいい」という思いが強いとき
- 「自分なんて、どうせ幸福になれないから、占いにすがりたい」という思いが強いとき
占いを利用するときの姿勢
「自分さえ、よくなればいい」ではなく、
「みんなにとってよい解決策にするには、自分はどうしたらよいか」という立ち位置に心を整える
「今は苦しいけれど、私にはそれを乗り越えていく力があるはずだ。そのヒントをいただきたい」という思いで、占いを活用することが大切ですね。
よい占い師を引き寄せたいなら、相談者としてよい心境を整えたいものです。
悪徳といわれるのは本当に一握り。
でもこの一握りが危険だから気をつけたいですね。
自己チューは本当のシアワセにならないね。
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