パクチーなど
「なんでこんなまずい物、
食べている人がいるんだろう」
と思ったことはありませんか。
「こんなの食べるなんて信じられない」
これが、好き嫌いがある人の本音ですよね。
好き嫌いがあっても、
人間には知恵があるので、
栄養バランスが悪いなら
何かで補えばいいのでしょうし。
こんな方にも
- 子どもに偏食がある
- 苦手な食べ物は克服すべきか
- 好き嫌い解消のヒントが知りたい
好き嫌い克服法、我が家の場合
あくまで一例ですがご紹介します。
ポイントは3つです。
- 無理に食べない
- 謎解きをする
- 大人になってからも期待する
無理に食べない
ひと口食べて、
口に合わないと思ったら、
無理にそれ以上食べません。
見た目が受け付けない時は
箸もつけません。
私もそうしてきましたし
息子にもそうしました。
まずいものはまずい
気持ち悪いものは
気持ち悪いのです。
少なくともその時点では。
でも今では
好き嫌いは何もありません。
(余程のゲテモノ系は除外です)
謎解きをする
まずいと思ったとき、謎が生まれませんか。
「なんでこんなまずい物、
食べている人がいるんだろう」
「これを美味しいという人は
いったいどんな人なのだろう」
「なぜこんな物が
世の中に売られているのだろう」
どうやら私も息子も、
好きか嫌いかということよりも
「なぜ」という好奇心のほうが
上回る性質なのです。
ですから
むりに食べようとはせず
湧いてくる謎について
あれこれ考えました。
「大人はよく食べてるから
そのうち、味が違って
感じられるようになるのかなあ」
「高級レストランでも
でてくるそうだから
味付け変えると
おいしくなるのかも」
「この気持ち悪いのを
平気で食べる人たちって
センス、おかしいよね」
この「勝手な謎解き」が面白い。
息子が小さいうちは
これでずいぶん会話が弾みました。
謎解きを繰り返す
「こんな気持ち悪い物、
はじめて食べてみた人って
すごいと思わない?
どんな原始人だったんだと思う?」
「このにおいって何かに似てない?
くさいのに、
なんかたまらないよねー。
そうだ、ウチのわんこのにおいだ!」
と勝手な推理は続きます。
この日、食べなかったまずいものは
また見かけると
また食べてみる。
見た目すら受け付けないものを
また恐る恐る見てみる。
嫌いなものって
自分で買わなくても
いただくこともありますし、
外食で出くわすこともありますし。
気が向いたら食べてみて
「やっぱりまずいねー」
で、またやめる。
さんざん眺めて
「やっぱり気持ち悪いね」
と、またやめる。
まずいものも
気持ち悪いものも
そうやって
何度も食卓に乗せたり
眺めたおして
検証しているうちに
「お醤油かけると、意外と美味しい」
「細かく切ったら見た目、悪くないね」
「わ、こんな歯ごたえだったんだ、びっくり」
などという発見と共に
結局そのうち食べるように
なっていました。
「まずい」も「気持ち悪い」も
面白かったのです。
大人になってからも期待する
パクチー、セロリ、ゴーヤ、
酒粕、奈良漬、かぶら寿司
蜂の子、冬虫夏草、
ブルーチーズ、
レバー、シマチョウ、
ビール、ウイスキー、紹興酒
これらの物を克服するには
30代までかかりましたが
息子は20代に入るころには
苦手な物はすべて
なくなっていたようです。
ちなみに
かつて苦手だったもので、
いまでは大好物というものは
少なくありません。
ほや、ブルーチーズ、最高。
何度か試して、
だんだん
美味しさがわかるものが
あることを知ると
加速度的に
苦手なものはなくなりました。
大人になって味覚が変わるのも
本当だと思いました。
好き嫌いは無いほうが楽しい
好き嫌いがあっても、
人間には知恵があるので
栄養バランスが悪いなら
何かで補えばいいことで、
まあさほど問題には
ならないかと思っています。
ただ「食」の世界も
広がりがあったほうが
楽しいとは思います。
「食」を通して知る
人間関係や、
いろいろな文化。
国内も海外にも
食の違いや共通点があるので
それを知らずに過ごすのは
もったいないなあとは思います。
そもそも人の体のつくりを見ると
口は、肉を嚙みちぎることも
穀物をすりつぶすことも
味わいを楽しむことも
できるようになっているので
人のからだは
いろいろな物を
食べることを想定して
つくられたように思えます。
自然の一つである人間が
そのようなからだを
もっているということは
自然界は、人間が
肉も魚も野菜も乳製品も
食べることを想定し
天が創造したものだと思うのです。
食いしん坊にはつくづくありがたい
「食べる」という行為は
もともと他の命を
自分がいただくことなので
粗末にはしないようにと
よく言われますね。
また、食卓に並ぶまでには
本当に多くの人の
お世話になっているし。
だから
「いただきます」
「ごちそうさま」
は、感謝の言葉だなあと思います。
食いしん坊の私は
つくづくそう思います。
もしかしたらこちらも好き嫌い対策に
「子どもがつらい思いをしているのではないか」と何かと心配するのが「ひとり親家庭」ですが、意外と子ども本人は面白がっていることも。私がシングルマザーだったとき、「時短」と「節約」が生んだカレーのエピソードです。[…]
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