今回ご紹介する「上司の役割」は、
スモールビジネスの方にも、
パパママストアの方にも、
部下はアルバイトだけという方にも、
ご覧いただけると嬉しいです。
こんな方に
- 部下がいる
- 年長者である
- サークル活動でリーダー役
なぜその人は「上司」になったのか
なぜその人が上司になったのかといえば、現実は
- 仕事ができるから
- 年長者だから
- 身内だから
- 他にいないから
この4つが多いのではないでしょうか。
その人の能力や実績を分析し総合的に判断して任命する
などということができるのは、
本当に限られた組織でしょう。
選べるほど、従業員さんはいないのです。
従業員が一人から数名という規模の会社もたくさん。
限られた人の中で、みんな頑張ってるよね。
ある日突然「上司」となった人が、
上司らしく振舞っていく、
これが実態だと思います。
手探りで上司になろうとしている。
ですから戸惑うのは当たり前。
もしお心当たりがあったら
どうぞ読み進んでみてくださいね。
どんなことに気をつけたらいいのか
何をしたらいいのか
ご紹介したいと思います。
上司とは
そもそも上司とは何でしょう。
「役割」に注目するとこう表現できます。
人に働きかけて目的を達成していく人のこと
「上司も本当は戸惑っている」というのはここです。
「人に働きかける」ことが苦手!
本当に多いです。
ほんとーに、多くの上司は
「人に働きかける」ことから逃げているか
心にカサブタを作っています。
結構、上司って疲れるんですよ。
上司の役割とは
人に働きかけて何をするのか、
それは次の2つに集約できます。
① 組織の目的を達成する
② 人の集合体を維持する
うーん、わかるような、わからないような、
ですよね。
ここから具体的にしていきますね。
① 組織の目的を達成するとは
上司がすべきこと、一つ目は、
組織の目的を達成する、です。
要するに、
この具体例は次の通りです。
指示をだす 「あれして」「これしろ」
方針を示す 「短期間で」「ここを丁寧に」
業績を評価する 「これじゃだめだ」「うまくいった」
けしからんでしょうか?
もちろん
謙虚さや
パートナーシップに基づいて
仕事をしてもらう、
仕事をしていただく、
という表現が本当はいいんですが
あえて「仕事をさせる」としてみたのは
この覚悟が無い方、少なくないからです。
仕事をしてもらう、
仕事をしていただく、
と言って
ちょっと逃げてる方、
いらっしゃいませんか?
「押し付けてないよ~」
「一人ひとりの主体性を重んじていまーす」
「上司と部下は対等のパートナーシップが大切」
って。
それって本当にそうならいいんですけど
上司が部下に対して
踏み込もうとせず
ええかっこしいしてたら
「そりゃあ、仕事が進まんわ」
という局面が出てきちゃうかも。
部下に嫌われることを恐れて
上司が部下に
「仕事をさせよう」としなかったら
それで業績が悪化しようものなら
その時は本当に恨まれます。
仕事である以上、
経営悪化は何よりも避けるべきなのです。
部下の自発性に
ゆだねているだけでは限界がある、
だからこそ上司がいるのでしょう。
言わないのはなぜ?
謙虚さやパートナーシップを
隠れ蓑にしてないか
ふり返ってみることは大切ですね。
② 人の集合体を維持する
上司がすべきこと、二つ目は、
人の集合体を維持する、です。
簡単に言えば
ということです。
「心」に配慮しないと、
人はばらばらになってしまいます。
この具体例は次の通りです。
こちらは、たった今、決意して
「やるぞ!」
と思えば、どなたでもできることです。
言葉を惜しまず、
チャレンジしてみてくださいね。
「上司」の役割を果たせているかどうか
もしご自分が上司なら、
一日の行動をふり返って
上記でお示しした
① 組織の目的を達成する
② 人の集合体を維持する
このための言葉を
どれだけ発したかを考えてみてください。
どちらかに偏っていたら、
職場はうまく回っていきません。
多いと思うなあ
上司は、本当はみんな戸惑っている
人材育成の仕事をしていて感じたことのひとつは
ということでした。
「上司」と呼ばれている方の多くは、
上司はどうあるべきか、
などという教育は受けていません。
管理職教育など、
そんなプログラムを導入できる会社は、
ほんの一握りなのです。
ですから多くの
「上司」ご本人の実感は
自分が上司であるという感覚にも乏しいのです。
上司のつぶやき
「部下はいるかと問われれば、部下はいる」
「アルバイトなら何人か頼んでいる」
「一人ビジネスなので、外注で協力してもらってる」
こんな感じでしょうか。
一昔前と比べて
「上司」という言葉がもつイメージほどの
上下関係はないので
「上司」という自覚は
持ちにくいのだと思います。
下手な鉄砲も数打ちゃ当たる
「人に働きかける」ことが苦手!
苦手だからといって手をこまねいていると
この厳しい経済環境では、
プラスになりません。
は本当です。
言いにくいことでも言ってみる。
口頭で伝えられなくても
メールやLINEも活用して
伝えてみてくださいね。
何ごとも、最初の一歩は大変ですが
目的を達成出来たら
みんながシアワセ。
このために
リーダーさん、頑張ってくださいね。