毎月12日は、わんにゃんの日です。
ペットとの別れに立ち直れないでいる方。
本当にお辛いと思います。
ペットロスで
苦しみの中にいる方も
いらっしゃる事でしょう。
犬やネコにも魂があります。
亡くなったペットの本当の幸せを願って
飼い主さんができることをご紹介します。
【お悩み相談】|50代・女性|
何年も共に過ごしてきた大切なペットが亡くなりました。いまだに涙が止まりません。
- 「お悩み相談」シリーズについて
- これまで様々な方から
お悩みを寄せいただいてきました。
個人が特定されないように、
また、できるだけ公約数的なことを
お伝えできるように
工夫を加えてみました。
ご参考になりましたら幸いです。
◆相談相手としてのこれまでの立場
人材育成コンサルタント、産業カウンセラー
女性組織の運営者、議員の妻
こんな方にも
- 亡くなったペットのことが頭から離れない
- ペットのことを思い毎日手を合わせている
- ペットの遺品が捨てられない
目次から、お好きなところをクリックしてご覧いただけます。
ペットとの別れはつらい、だって家族ですもの
愛犬、愛猫を失ったときのつらさといったら。
わんちゃんもネコちゃんも、
飼い主さんにとっては
本当に家族なのです。
「家族だった」と
過去形でいうこともできないはず。
ずっとずっと家族なのですもの。
ペットが死んだくらいで、と
はたからは
大げさに見えるかもしれません、
滑稽かもしれません。
でもペットは、家族なのです。
犬もネコも、本当に優しい。
ペットからの愛情が、どれほど大きなものか、
飼ったことがある人なら
よくお分かりのことと思います。
こちらの心に
本当に優しく寄り添ってくれるのです。
また、犬やネコは、
人間の言葉をかなり理解しています。
これも飼ったことがある人なら
実感されていることと思います。
共に暮らす中で、
飼い主の発する音の意味を学んで、
十分に応えてくれました。
だからつらい。
本当につらい。
でも、飼い主さんが悲しみ続けていると、
亡くなったペットには
負担をかけてしまうことになるのです。
ペットが今のあなたを見たらどう思うか
ペットは、自分のことで
飼い主さんが悲しみ続けることを、
ちっとも望んでいません。
ペットって、
とても陽気な存在ではありませんでしたか。
彼らは人の悲しみに
寄り添ってはくれますが、
一方で、ケロリと気持ちを変えて、
元気を与えてくれた存在。
もし亡くなったペットが、
悲しみに暮れているあなたを見たら、
きっとなんとかして
励まそうとしていることでしょう。
あなたが逆の立場だったらと
想像するとわかります。
自分が死んだとき、
途方に暮れている家族を残して、
心安らかにあの世に旅立てるでしょうか。
きっと心が乱れてしまうはずです。
ペットにだって魂があるから
犬やネコにも、魂があります。
もしかしたら、
あなたの亡くなったペットは
今もすぐそばで、
魂となっているにもかかわらず
あなたを何とか慰めようとして
頑張っているかもしれません。
なめてくれたり、
すりすりしたり、
くんくんしたり、
尻尾を振ったり、
お腹をみせてゴロリと寝転がってみせたり。
あなたがつらいとき、
あなたの大切なペットがしていた
あの悲しそうな目を
思い出してみてください。
生きているうちなら、
とっくに元気になってくれた飼い主さんが
なにをやっても悲しみに沈み続けていたら。
それも自分のせいで泣いているとしたら…。
ペットにとって
それほどつらいことはないでしょう。
あらゆるものは必ず死を迎えます。
死で、この世での命は終えますが、
死んだらおしまいではありません。
魂は、あの世へと旅立ち、
そしてまた生まれ変わってくるのです。
犬やネコも同じです。
それなのに
飼い主さんから発する悲しみのエネルギーで
ペットの魂が、
あの世へと旅立てないとしたら。
そんなこと、飼い主さんも
望んでいらっしゃいませんよね。
犬やネコは、
人間の輪廻転生よりずっと早く、
わずか数か月で
生まれ変わってくることもあるそうです。
飼い主であるあなたが、
自分の寂しさのために
ペットの命の循環を妨げてて
この世に引き留めることになっていたら
ペットがつらいだけなのです。
相手を自由にしてあげること。
相手を束縛することではないはずです。
亡くなったペットに負担をかけないように飼い主ができること
ペットを失った悲しみから、
祭壇を作る方がいらっしゃいます。
あの世に旅立ってしまった、
わんちゃん、ネコちゃんを思うからこそ、
生前好きだったおやつやおもちゃを
お供えしたり、お花を飾ってみたり。
ただ、それも、
ペットには、負担をかけているだけと
思ったほうがよいでしょう。
悲しみのエネルギー、
「あなたがいないとつらい」
というエネルギーを
送り続けていることになるからです。
ペットがいくら家族とはいえ、
やはり人間同士の関係とは
違う軽やかさにしてあげることは大切です。
祭壇は悲しみのエネルギーを
とどめる場になってしまい
ペットには重すぎるのです。
彼らにとって
悲しんでいる飼い主さんを
見ていることほど
つらいことはありません。
そろそろ悲しみより、
喜びと感謝に
切り替えていきませんか。
「ああ、楽しかったね」
「あなたは本当にかわいかった」
「またいつかどこかで会えるといいね、
その時はまた遊びましょうね」
と明るい言葉、明るい気持ちを
どうぞ送ってあげて下さい。
ペットは、飼い主さんが
幸せでいてくれることが
大好きだったはずです。
そのために短い命を、
せいいっぱい使って
あなたと過ごしてくれました。
飼い主さんが
幸せでいてくれることが
ペットの何よりの喜びなのです。
亡くなったペットとの、おすすめの付き合い方
もし写真を飾るのなら、お気に入りの数枚を、
ペットに似合いそうな
明るいフレームに入れて飾りましょう。
悲しみの遺影にしないで、
楽しかった感謝を伝えるために
飾ることがポイントです。
遺骨があるなら
土に還してやることが一番です。
あの世に旅立つべき魂を
引き留めるようなものを
置いていてはいけないのです。
ペットのゲージやお洋服も
トイレすら捨てられないでいる方も
いらっしゃるでしょう。
ただ、多すぎる遺品は
「あなたの居場所はここよ、
ここがあなたがいるべきところ」
と伝えているようなものですので
あの世に旅立つべき魂を
この世に
つなぎとめてしまうことになるのです。
遺品は、大切なものを一つ二つ残したら
あとは手放してあげるのが
何よりの供養になります。
風、光、樹木や草花、自然の力をかりて
さあ、部屋に風を通して、
光を招き入れてみてください。
外に散歩に出かけるのもいいでしょう。
特に午前中の光を浴びる、
樹木や草花のある公園などに出かけることは
「悲しみ」という負のエネルギーを
浄化してくれます。
「あなたと過ごして本当に幸せだった」
「次の飼い主さんのところにも、
幸せをいっぱい届けてあげてね」
「あなたならきっとまた
誰かを幸せにしてあげることができる」
「気が向いたら、私ともまた会いましょう。
私は、いつでも大歓迎だから
それまで他の世界でも遊んでおいで」
「来世でいいから、また会いましょう」
そう伝えることができたら
どんなに喜ぶか、
あなたなら
誰よりも
おわかりになるのではないでしょうか。
飼い主さんの幸せが、一番の幸せ