ニュースで話題の「はやぶさ2」は、
2020年12月に
地球に帰還したとされています。
正確には「はやぶさ2」探査機本体は
地球のそばを通り抜け、
地上に戻ることなく
そのまま次の新たなミッションに
出発し、今日に至っています。
つい擬人化して
その勇姿を思うと胸が熱くなります。
こんな方にも
- 「はやぶさ2」ってどんな評価されてる?
- 「はやぶさ2」の目的って何だろう
「はやぶさ2」は、100点満点中の1万点の評価を受ける
「はやぶさ2」が帰還した
翌月の2021年の1月に、
吉川 真先生
(はやぶさ2のミッションマネージャ)の
お話をうかがう機会がありました。
はやぶさ2の探査活動は、
途中段階でも、
「100点満点中、千点」と
言われていたそうです。
それが結果的には
「100点満点中、1万点」と
言われるほどに
高い評価を受けていたとのこと。
「挫折から掴んだ成果」吉川真先生の言葉
にもかかわらず
先生のお言葉では
「はやぶさ2」に至るまでの道のりが
挫折の連続だったとして
「挫折から掴んだ成果」
とされていたことが
とても印象に残りました。
それまでの挫折を
挫折に終わらせず、
すべて活かして
成果を出す。
これは今日、結果が出たので
すべてが美談ですが
その長い長い道のりの途上では
本当に様々な葛藤や焦燥、
失意があった
重い言葉だと感じました。
「はやぶさ2」本体は、今も次のミッションへ
小惑星リュウグウから採取したものは
カプセルに入っていて
「はやぶさ2」は、それを分離して
地球上(豪州の砂漠に)に
落下させたのです。
今回、その中身を
1年半かけて分析した
様々な成果が
ニュースになっています。
「はやぶさ2」は人の思いが込められている
「はやぶさ2」そのものに、
また「はやぶさ2」に至るまでの道に
どれほど多くの方が
関わっていらしたのでしょうか。
結果が出せないでいた
長い長い年月に
関係者がかけてきた情熱。
そう思うとやっぱり熱くなりますよね。
「日本はなぜ小惑星を探査するのか」
イトカワは540m、
リュウグウは700m、
1998KY26は30m。はやぶさ、はやぶさ2が
ターゲットにした小惑星の大きさです。こんな小さな惑星に
どんな意味があるのでしょうか。
ということを、
夫が楽しんで考察していました。
ご参考になれば幸いです。
(以下一部転記)
第1は、太陽系が生まれた当初の物質が残っていること。宇宙の生成は知的好奇心旺盛な人類にとって、学問の究極に位置づけられています。もしサンプルの中に、生命の原料といえるアミノ酸などが見つかるとどうなるか。太陽系からどのようにして生命が生まれたかが分かる、世紀の大発見になるかもしれません。
第2は、生み出される新しい宇宙技術が、人間生活に活かされていくことを狙っています。例えば、水素燃料電池は宇宙開発から生み出されました。
第3は、人類が宇宙空間を利用、移動する技術を得ることが、宇宙で新物質を合成する工場や研究をする居住空間としての利用など、未来の可能性を提供するからです。
第4は、人類の存続がかかっていることです。恐竜の絶滅は小惑星からなる流星群の地球衝突が原因であったと言われています。決して大きくないサイズであっても、流星群の衝突は地球の生命体の存亡に関わる危険性を持っています。
成分がわかれば破壊の仕方もわかりますね。地球防衛隊が、流星群を破壊するために出発していく場面は、SF映画ではなく現実になるかもしれません。
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