【あがり症】人前で話すのが苦手な方の応急対処法【日々の練習ではありません】

あがった時のとりあえずの脱出法です。
日々の地道な訓練ではありませんので、
試してみてください。
低音、スロースタートが、
あがりには効きますよ。

コロナが落ち着いてくると
にわかに行事が増えて
ひと前に立つことも増えてきました。

応急処置としてどうぞご覧ください。

こんな方に

  1. ひと前で話すのが苦手
  2. あがり症は自覚している
  3. 挨拶しなくてはならない思うと懇親会にも参加したくない
  4. 役員を引き受けたくないのは、ひと前で話すことが増えるから

「あがってしまった」とはどういう状態なのか

息が足りないと感じる苦しさ

「あがってきた、まずい」
と気がつく瞬間。

ひどくなると
苦しい、言葉が出ない。
頭の中が真っ白になって、
何を話すのだったか思い出せない。

その時、息が足りていません。

でも吸おうにも吸えないのが
あがっている証拠です。

 

あがるというのは、息を吸っては止め、
吸っては止め、を繰り返した状態です。

吸った息で肩があがり
体がこわばっている状態です。

 

声も上ずってきていて
息苦しいので
息が足りないような気がしますが、
実はもうそれ以上、
息は吸えないはずなのです。

 

まずすべきことは、息を「吐く」

あがってきたなと感じたら、
まずはゆったりと息を吐きましょう。

話の途中でもかまいません。
はーっと息を吐くのです。

 

え、無理、と思わなくても大丈夫。
詳しくはのちほど順を追ってご説明しますので、
まずはイメージを掴んでください
ね。

 

息を吐きながらしばらく呼吸を整えます。
ここで生じるほんの数秒の沈黙は
(ご自分には数分に感じるかもしれません)、

意外にも効果的な「間」となって、
あなたに余裕があるようにすら
聞き手には伝わります。

自分で、「あがってきた」と感じ始めた時点では、
まだほとんどの人が気が付いていませんので、
安心してゆったり息を吐いてみてください。

 

そして次の一言は、
低い声でゆっくり始めます。

「えー、……それでですねー」
などがいいでしょう。

低い声で、
ゆっくり話すペースを、
作り直すのです。

高い声で、早口になるのが、
あがっている状態なのですから、
これでスッキリ抜け出しましょう。

では詳しくご説明します。



 

あがり脱出法

あがった状態を再現してみる

胸、肩、腕に力を入れて
ガチガチの状態をつくってみてください。

息、浅くしか吸えませんよね。
これでは話せない、と、
もっと吸おうとしてみてください、

息、吸えませんよね。

あがっているとき、
息苦しいのに息が吸えないんです。
これがあがった状態です。

 

息を吐く練習

「あがった状態から息を吐く」ことを
再現して体得しておきましょう。

まずは「あがった状態」をつくって、
小刻みでもいいので
次第にたっぷりゆっくり吐くつもりで。

吐く、吐く、吐くーー、
吐くーーーーー、
そんな感じで。

 

吸うほうは自然に任せましょう。
たっぷり吸いたかったらたっぷり存分に。

ただし常に吐くことを意識してください。

すると体の緊張がほぐれていきます。
ガチガチが楽になるはずです。

あがったら、息を吐く、
これをまずは覚えておいてください。



言葉をつけて、とりつくろう練習

息を吐くことで
緊張をほぐせることが体得できたら、
言葉をつける練習です。

 

息を吐きながら
「えー、そうですねえー」
などとつぶやけると、
無言の間がとりつくろえます。

つぶやきは、息を吐くときに。

決して吸うときにつぶやいてはいけません。
また、つぶやき声は、低音に限ります。

なぜかと言いますと
試しにこの二つをしてみてください。

1 息を吸いながら、つぶやく
2 高い声で、早口で、つぶやく

たちまち緊張が戻ってきます。
ですから、息を吐くときに、
低音で、ゆっくり、つぶやく

ここがポイント。

 

他にもつぶやくなら
「まー、そんなわけでしてー」
「えー、なんと言いましょうかー、あのー」

など、息が吐きやすい言葉を
ご自分で用意しておいてくださいね。

 

「まー」とか「えー」とか、
ゆっくり息を吐ける音がいいですね。

 

言葉をつけながら息を吐くことができると、
自分を安心させることができます。


あがり症の方にとって、
沈黙ほど怖いものはないはず。

 

息を整えながら、
つぶやくことを覚えておくと、
沈黙の時間を短縮できます。

沈黙の時間が少しでも短くできると、
更に安心して息を整えることができます。

くれぐれも、
吐くときだけ、つぶやいてくださいね。
息をすいながらつぶやいては逆効果ですよ。

 

 あがり脱出法
1 あがりに気づいたら、立て直すチャンス
2 息を吐く、落ち着くまで吐く
          吸うほうは自然に任せましょう。
         たっぷり吸いたかったらたっぷり存分に。
ただし常に吐くことを意識してください。

4 息を吐きながら、低音で、ゆっくり、つぶやく
         例「えー、そうですねえー」

あがりには、スロースタートの低音が効きます。

 

なぜ「あがってしまった」と気づいても立て直せるのか

「あがってしまった自分」を
人が見ていると思うと、
話している側は更にあがってしまいます。

なんとか取りつくろいたいところでしょう。

大丈夫です。
自分が「まずい、あがってる」と
気がついたときは、
まだほとんどの人が気がついてません。

一秒一秒が長く感じるのは
あがっている側だけです。
聴いている側にとって
大した時間ではありません。

ですからいくらでも立て直せます。
安心してください。



 

それでもあがってしまったら

とにもかくにも

「人前で話をすることが苦手な自分が
大きなチャレンジをした記念日」

となったのですから、
ささやかなご褒美でも差し上げてください。

 

少なくとも
「あがった自分」を
前よりはずっと冷静に受け止められるように
なっているはずです。

「なるほど、もっと息を吐く時間を
長くとってもよかったな」など、
気づきもあると思います。

 

緊張感を伴って気づいたことは、
次は必ずいきてきます、大丈夫。

 

以上、
あがり症だった私からの
「あがり克服」レポートでした。


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